シラーIGPコリンヌ・ローダニエンヌ[2018]カーヴ・ド・タン赤750mlCavedeTain[SyrahI.G.P.CollinesRhodaniennes]フランスコート・デュ・ローヌ赤ワイン
シラーIGPコリンヌ・ローダニエンヌ[2018]カーヴ・ド・タン赤750mlCavedeTain[SyrahI.G.P.CollinesRhodaniennes]フランスコート・デュ・ローヌ赤ワイン
シラーIGPコリンヌ・ローダニエンヌ[2018]カーヴ・ド・タン赤750mlCavedeTain[SyrahI.G.P.CollinesRhodaniennes]フランスコート・デュ・ローヌ赤ワイン

シラー IGP コリンヌ・ローダニエンヌ[2018]カーヴ・ド・タン 赤 750ml Cave de Tain[Syrah I.G.P. Collines Rhodaniennes] フランス コート・デュ・ローヌ 赤ワイン

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Information
北ローヌの銘醸地エルミタージュ最大の協同組合によるシラー100%の赤。赤果実のアロマに、スミレ、コショウのヒント。ジューシーな果実味とスパイシーな複雑さが魅力的です。ステンレスタンクにて12カ月間熟成
生産地 フランス コート・デュ・ローヌ地方
商品名 シラー IGP コリーヌ・ローダニエンヌ
作り手 カーヴ・ド・タン
格付・認証 I.G.P. コリーヌ・ローダニエンヌ
生産年 2018年
内容量 750ml
本数 1本
味わい ミディアム~フルボディ
ブドウ品種 シラー 100%
ガイドブック --
飲み頃 今~
飲み頃温度 16℃~18℃
推奨保存環境 温度=10℃~16℃、湿度=70%~75%
備考 においが強いものと一緒にせず、振動は避けるように保管して下さい。

カーヴ・ド・タン Cave de Tain

北ローヌ最大にして、エルミタージュの代表的存在

カーヴ・ド・タンは1933年にルイ・ガンベル・ド・ロッシュ氏によって、北ローヌの銘醸地エルミタージュの畑の麓、タン・レルミタージュに設立された協同組合です。
エルミタージュには16の区画、合計で21ヘクタールの畑を所有しています。16の区画の中でも特に優れた丘の西側に位置するレルミット、ル・メアルなどの区画は、1980年頃に購入し、以来30年に亘って少しずつ改良を加えてきた区画です。
エルミタージュ以外にもクローズ・エルミタージュ、サン・ジョセフ、コルナス、サン・ペレといったアペラシオンも造っています。北ローヌ最大を誇る1,000haもの広大な畑で、300人以上の栽培農家と共に持続可能な農法に基づいて運営を行っています。A.O.C.クローズ・エルミタージュにおいては生産量の約50%をカーヴ・ド・タンが占めているほどです。
生産量は膨大ですが、彼らの優れている点は価格以上の高い品質です。トップクラスのエルミタージュから、IGPクラスのワインまで、そのコストパフォーマンスは他の追随を許しません。なぜ高い品質のワインをお値打ちな価格で提供できるのか、それには3つの理由があります。一つは、カーヴ・ド・タン独自の品質基準をすべての組合員(栽培農家)に徹底させているから、二つ目に全てのブドウを組合員の畑から確保している=ブドウを組合員以外から購入したりはしていないから、そして三つ目は「規模の経済」を有効に活かせているからです。
ワイン・アドヴォケイト、デキャンター、ザ・ワールド・オブ・ファイン・ワインなど世界的に著名なワイン評価誌、ジャーナリストからも絶賛される共同組合で、北ローヌのクリュワインの先駆者的存在として知られています。

30年以上エルミタージュの畑を見てきた栽培責任者の存在

カーヴ・ド・タンの神髄は、300人以上の組合員、1000ヘクタールもの畑をどう監督し、一定以上の品質基準に仕上げるか、という点に尽きます。その最も重要なポジションに就くのは、2016年で実に36回目の収穫を迎えるという、エルミタージュの畑の全てを知り尽くす男、ダニエル・ブリソ氏です。彼はエルミタージュの丘のすぐ裏に住んでいるため、各区画のテロワールの特徴、天候の変化、それらが与える影響などに非常に精通しています。また畑で仕事をする際は、丘の麓の本社に立ち寄ることなく畑に直行しているそうです。そのほうが効率的ですね!

フランス最高のテロワールの一つ、エルミタージュ

カーヴ・ド・タンの本拠地であるエルミタージュは北ローヌを代表する銘醸地で、その土壌、テロワールは非常に複雑です。エルミタージュの畑は「エルミタージュの丘」と呼ばれるこんもりとした丘の南側斜面に位置し、アペラシオン全体でもわずか157ヘクタールと非常に小さなエリアに限られています。
ローヌ河に近い麓の区画は玉石、砂利、砂などが多く、丘の上部に行くにしたがって地層が重なり、花崗岩を主体とした、非常に複雑な地層へと発展していきます。特に丘の西側に最良の区画が集まっていて、有名な区画だとレ・ベサール、ラ・シャペル、ル・メアル、レルミットなどがあります。一つの区画を単一の生産者が持つことは稀で、ほとんどはそれぞれの区画の中でさらに細かく細分化され、複数の生産者によって所有されています。花崗岩土壌は壊れやすく根が入り込みやすいのが特徴です。
カーヴ・ド・タンは合計16の区画を所有していますが、すべて区画ごとに醸造がなされ、どの区画が優秀なのかを試飲して判断します。上級キュヴェの「エルミタージュ ガンベル・ド・ロッシュ」は、その試飲のときに「最も優れている」と判断された区画のみを厳選、アッサンブラージュして造られますが、ル・メアル、レルミット、ラ・クロワという3つの区画が採用されることが多いです。

エルミタージュならではの仕立て

急斜面では機械が入れず、すべて人の手で行わなくてはいけません。エルミタージュのブドウ樹の仕立て方は、急峻な畑で知られるコートロティなどと同じように、支柱(ピケ、エシャラとも)にブドウ樹をまとわりつかせる手法をとります。これはパリサージュ(垣根仕立てでみられる、鉄線にブドウ樹を固定させる作業のこと)をしてしまうとブドウ樹の間を垂直方向に動いて作業することがしにくくなり作業効率が悪くなるため、それに代わる手法として編み出されたものです。

伝統的なエルミタージュの造り

ブドウの選果においては、人の目では取り除ききれなかった不良果実を取り除くためにオプティカル・ソーティング・マシンを使用。またプレス機には、ゆっくり優しくプレスジュースを得ることができる伝統的な垂直式プレス機を使用。ワイン醸造ではブドウにストレスを与えない「グラヴィティ・システム」を採用しています。
このように、「高品質・低価格」を維持するため、機械化・現代化できる部分は最大限リノベーションしていますが、ワイン造りの根幹部分については伝統的なエルミタージュのワイン造りを尊重し、守り続けています。 発酵にはステンレスタンク、コンクリートタンク、オーク樽をそれぞれのワインに合わせて使い分けしています。コンクリートタンクではパーセル毎に醸造を行い、発酵温度は摂氏28度までに管理されています。
赤ワインに用いられるオーク樽は全部で2000個、228リットルと400リットルの2種類を用います。全ての樽はカーヴ・ド・タンの醸造施設の地下にある広大な貯蔵庫に寝かされています。特に上級のエルミタージュやコルナスなどは、「1933セラー」という特別な場所で、すべて少しずつ斜めに静置され、1年間一切手を触れずに熟成されます。