ピオ・チェーザレ Pio Cesare
130年の歴史を誇る伝統的なワイナリー
ピオ・チェーザレは、1881年にチェザーレ・ピオ氏が創業して以来、130年の歴史を誇る伝統的なワイナリーです。
買いブドウが主流だった1950年代に自社畑を購入し、その後は単独畑、いわゆるモノポールのワインを生産しています。また、自分の名前を記載したエチケットをボトルをピエモンテ州で初めて出荷したのもピオ・チェーザレ氏だと言われています。そのエチケットは、130年以上経った現在もほぼスタイルを変えずに出荷され続けています。ピオ・チェーザレ氏はピエモンテの偉大な畑、バローロや、バルバレスコ、バルベーラといったテロワールの可能性にいち早く気づき、そして信じ続けて来た生産者なのです。
バローロ・バルバレスコの歴史とともに、日々新しいことに挑戦
紀元前50年のローマ帝国時代からの壁に囲まれた歴史ある街で、ピエモンテのワインを伝統的に造り続けているピオ・チェーザレ社の醸造所は、5代にわたりアルバの街の中心地に位置しています。そのセラーは近年リニューアルされ、新しい醸造所にはポンプを使わず、重力のみでブドウやワインを移動するグラヴィティ・フロー・システムを導入しています。既存の壁とローマ時代に建てられた壁の12メートル下には新しい樽熟成室も作られています。 ピエモンテではアルバ市内にセラーを持つ唯一の生産者でありながら、ピオ・チェザーレはいつもピエモンテの伝統的生産者と呼ばれますが、決して古い伝統に固執するのではなく、常にバローロ・バルバレスコの歴史とともに、日々新しいことに挑戦しているのです。
伝統的製法とモダンな製法を融合させたワイン造り
ピオ・チェーザレは、バローロ地区、セッラルンガ・ダルバ(Serralunga d'Alba)村のオルナート(Ornato)やコロンバーロ(Colombaro)、ラ・モッラ(La Morra)村のロンカーリエ(Roncaglie)、バルバレスコ地区のイル・ブリッコ、グリンザーネ・カブール(Grinzane Cavour)村のグスタヴァ、など所有する畑のほとんどが評価が高い銘醸畑です。その広さは50ヘクタールを超えます。
そしてピオ・チェーザレを象徴するのが、この地区の伝統的製法とモダンな製法を融合させたワイン造りです。
異なるフレンチオークの大樽と小樽で熟成させた後、瓶内でも熟成させるなど、ブドウとテロワールに細心の注意を払い品質の高いワインが造られているのです。
Information | |
単一畑“イル・ブリッコ”で収穫されるよく熟したネッビオーロにて造られます。選果されたのち70%は新樽にて、30%を20ヘクトリットルの大樽のカスクで30ヶ月間熟成させます。トリュフやタバコ、ハーブ、赤や黒の完熟果実のアロマ。芳醇な香りに肉付きがよく、豊かでフルボディ。かすかにオークの要素の卓越した品質の赤ワインです。 | |
生産地 | イタリア ピエモンテ州 |
---|---|
商品名 | バルバレスコ イル・ブリッコ |
作り手 | ピオ・チェーザレ |
格付・認証 | バルバレスコ D.O.C.G. |
生産年 | 1997年 |
色 | 赤 |
内容量 | 750ml |
本数 | 1本 |
味わい | フルボディ |
ブドウ品種 | ネッビオーロ 100% |
ガイドブック | パーカー・ポイント 90点 |
飲み頃 | 今 |
飲み頃温度 | 16℃~18℃ |
推奨保存環境 | 温度=10℃~16℃、湿度=70%~75% |
備考 | においが強いものと一緒にせず、振動は避けるように保管して下さい。 |