カルム・ド・リューセック[2012]ボルドーソーテルヌ白・貴腐750mlChateauRieussec[SAUTERNES]CarmesdeRieussec
カルム・ド・リューセック[2012]ボルドーソーテルヌ白・貴腐750mlChateauRieussec[SAUTERNES]CarmesdeRieussec

カルム・ド・リューセック[2013]ボルドー ソーテルヌ 白・貴腐 750ml Chateau Rieussec[SAUTERNES]Carmes de Rieussec

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¥4,950
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Information
ラフィット・ロートシルトのドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト所有のシャトー・リューセックのセカンド。
生産地 フランス ボルドー ソーテルヌ地区
商品名 カルム・ド・リューセック
作り手 シャトー・リューセック
格付・認証 A.O.C. ソーテルヌ
生産年 2013年
色・タイプ 白・貴腐ワイン
内容量 750ml
本数 1本
味わい 甘口
ブドウ品種 セミヨン 87%、ソーヴィニヨン 10%、ミュスカデル 3%
ガイドブック --
飲み頃 今~
飲み頃温度 8℃~10℃
推奨保存環境 温度=8℃~12℃、湿度=70%~75%
備考 においが強いものと一緒にせず、振動は避けるように保管して下さい。

ソーテルヌおよびバルサック格付け第一級シャトー・リューセックのセカンドワイン
カルム・ド・リューセック

シャトー・リューセックの歴史として18世紀、ランゴン市のカルメル会修道院修道士がドメーヌ・ド・リューセックの所有権を持っていました。その後、フランス革命によってドメーヌ所有権は没収され、1790年頃、「国有資産」として競売にかけられ、それを購入したのが、当時レオニャンのシャトー・ラ・ルーヴィエールを所有していたマレイヤック氏でした。
1855年の格付け制定時は、メイヌ氏がシャトーの所有権を持っています。テロワールの品質の高さが認められ、シャトー・リューセックは、ソーテルヌおよびバルサック格付け第一級に認定されます。その後、幾度か所有者が変わります。シャルル・クレパン(1870年頃)、ポール・デフォリ(1892年)、バニル氏(1907年)、ガスクトン家(サンテステフ地区シャトー・カロン・セギュールの所有者)。戦時中はP.F.ベリー(ブーゼ子爵の義兄弟でアメリカ市民)、バラルスク氏(1957年)、そして最後にアルベール・ヴュイエール(1971年)が経営権を取っていた時代へと続きます。
その後1984年、ドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト(ラフィット家)がシャトー・リューセックを購入します。当時の面積は、68ヘクタールのブドウ畑を含むトータル110ヘクタールでした。シャトー・リューセックの畑のポテンシャルを最大限に引き出すため、入念にブドウ粒を収穫する工程を整備し、樽内での醗酵を行なうことでグラン・ヴァンのブレンドを行なう際に、より研ぎ澄まされた精度の高いセレクションが可能になりました。

2004年度「今年のワイン」に選出

1989年には、樽育成期間が長期化するに従って、新たに育成庫が必要とされ新設します。より厳格に選別を行なった結果、1990年代のグラン・ヴァンの生産量は激減します。1993年には品質が十分ではないと言う理由でグラン・ヴァンの生産は行っていないほどです。1977年および2012年も同様の措置が取られグラン・ヴァンの生産は行っていません。
工程初期の厳格なセレクションが、1988年、1989年、1990年の3大ヴィンテージを生み出します。また、1995年から2005年までの10年間は実に輝かしいヴィンテージが続き、その努力は戴冠の域に達します。1996年、1997年、1999年、2001年、2003年、2005年…これらのヴィンテージに関しては、時を忘れた長期熟成が期待出来そうです。2001年産のシャトー・リューセックは、『ワイン・スペクテーター』誌の2004年度「今年のワイン」に選出されました。

厳選されたブドウから造られる、グラン・ヴァン

シャトー・リューセックのブドウ畑は、ファルグ村とソーテルヌ村の境界に広がり、シャトー・ディケムに隣接しています。リューセックは、ソーテルヌ・バルサックにおける最大級ワイナリーで、砂礫質土壌上に93ヘクタールの作付面積を誇ります。
ブドウのブレンド比率はソーテルヌを代表する品種セミヨン(92%)を主要品種とし、ソーヴィニヨン(6%)とミュスカデル(2%)をブレンドします。生産方法は、ソーテルヌの伝統的製法で、ブドウの成熟状態およびボトリティス・シネレア菌(貴腐菌)の繁殖状態を確認しながら、継続的に収穫作業を行います。9月から11月の期間、6~8 週間かけて進めていきます。
そもそも少量収穫である上に、自然条件の影響を直に受けるため、収量は大変変動的であり、メドックではブドウ樹1株からボトル1本分のワイン生産と通常と言われますが、シャトー・リューセックでは1株からグラス1杯ほどしか作られません。
ブドウは区画ごとに収穫され、選別した状態で樽に詰め醗酵は樽内で行ないます。こうすることにより、グラン・ヴァンを構成する品質を有しているか否か、醗酵後、厳格に判定出来るのです。グラン・ヴァン精選のため、各樽に関して数回に及ぶテイスティングが実施されます。

生産量の少ない貴重な貴腐ワイン

醸造庫は、ファルグ村に広がるシャトー・リューセックのブドウ畑中心にあります。各ヴィンテージは、DBRグループの樽工房(La Tonnellerie des Domaines)で作られたオーク樽内で育成します。樽の半数は毎年新しい物へと変わります。樽育成期間はヴィンテージによって異なり、16ヵ月から26ヵ月で、その間定期的にスーティラージュ(澱引き)を行ないます。出来上がったワインはシャトー敷地内でボトリングしています。
ヴィンテージによってかなり異なりますが、シャトー・リューセックおよびカルム・ド・リューセックの生産量は、平均すると年1万2000ケース程度です。また、辛口白ワイン「R・ド・リューセック」も限定量ですが生産されています。