バロン・ド・ブラーヌ[2013]シャトー・ブラーヌ・カントナックA.O.C.マルゴー赤750mlChateauBraneCantenac[LeBarondeBrane]MARGAUX
バロン・ド・ブラーヌ[2013]シャトー・ブラーヌ・カントナックA.O.C.マルゴー赤750mlChateauBraneCantenac[LeBarondeBrane]MARGAUX

バロン・ド・ブラーヌ[2016]シャトー・ブラーヌ・カントナック A.O.C.マルゴー 赤 750ml Chateau Brane Cantenac[Le Baron de Brane]MARGAUX

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シャトー・ブラーヌ・カントナック
Chateau Brane Cantenac

リュルトン家のアンリ・リュルトン氏が所有するメドック格付け第二級シャトー

ボルドーの名門エリートファミリー、リュルトン家のアンリ・リュルトン氏が所有するメドック格付け第二級、シャトー・ブラーヌ・カントナック。
シャトー・ブラーヌ・カントナックの歴史は、1833年に現在のムートン・ロートシルトを所有していたこともあるブラーヌ・ド・ロートシルト男爵がゴルス家が18世紀に創立したこのシャトーを購入したことに始まります。シャトーの名前もこのブラーヌ男爵に由来しています。ブラーヌ・カントナックのワイン名は「ゴルス」でした。ブラーヌ男爵が所有していた当時は傑出した評判を誇り、1855年メドック格付け時には見事2級に格付けされます。しかし、それほどの水準には達していないとの声もあり、ワイン造りもさることながらブラーヌ男爵の政治力の強さもうかがえます。(現在の所有者アンリ・リュルトン氏が引きついて以降は、合理的で妥協をまったく許さない完璧なワインづくりで、技術改良を積極的に繰り返し、格付け第二級に相応しい品質を保ち、評価を上げ続けています。)その後1866年、当時シャトー・ディッサン「Chateau d'Issan」の所有者であったロイ家へと売却されます。

1914年には、格付け一級シャトーと同等の売価となり、メドック格付け二級の中でも最高の評価を受けていました。1920年にグラン・クリュ・ド・フランスというワインの仲買人やブドウ栽培者の企業連合が取得したのち1925年、現在シャトーを所有するリュルトン家、レオンス・レキャペとフランソワ・リュルトンへと渡ります。そして1956年フランソワの息子リュシアン・リュルトンがへと続きます。1992年以降はリュシアン・リュルトンの息子である、ワイン醸造学とブドウ品種学に通じ、南アフリカとチリで修業を積んできたアンリ・リュルトンへと引き継がれました。現在リュルトン家はグラーヴとアントル・ド・メールに多くのシャトーを持ち、この地区最大のワインづくりにたずさわる一族となっています。
余談ですが「カントナック」を冠する似た名前のシャトーは三つあり、このメドック格付け第二級「シャトー・ブラーヌ・カントナック」とそれぞれメドック格付け第三級の「シャトー・ボイド・カントナック」と「シャトー・カントナック・ブラウン」があります。ラベルの色合いも似ています。

土壌の特性に合ったぶどうを栽培

90ヘクタールと、メドック最大級のシャトーの1つであるシャトー・ブラーヌ・カントナックは、マルゴーはカントナック村の西の砂礫小丘に位置し、ジロンド河からはかなり内陸に入ったところにあります。広大な畑の表層は砂質と砂礫土壌、下層は粘土質の大きめの礫がコンパクトに詰まっていてテロワールは秀逸です。そんな畑を区画ごとではなく土壌ごとに管理し、それぞれの土壌の特性に合ったぶどうを栽培しています。その土壌毎に収穫されたブドウは、二度の選果後、木桶、コンクリートタンク、ステンレスタンクとそれぞれ使い分けて発酵させます。その後ヴィンテージによって違いはありますが60~70%の新樽率で18カ月間の熟成へと進みます。

クラシックなマルゴースタイルを表現

シャトー・ブラーヌ・カントナックのワインは極上のメルロによる、滑らかなテクスチャーとエレガントさを持つワインに仕上がっています。絹のように滑らかで、外向的で果実味に富み、しなやかな弾力性のある味わい、まさにクラシックなマルゴースタイルを表現していると言えるでしょう。
一般的な評価として、かつては期待外れのシャトーと言われていた時代もありましたが、リュシアン・リュルトン氏がシャトーを継いで以降は生産量の多さと品質の改善で劇的に良くなり世界中で商業的成功を収めるほどになりました。ワインの品質も向上を続けている中、市場の価格はまだ品質に追いついてきていない感もあるので、ボルドーの格付けワインの中でもコストパフォーマンスが大変優れていることは間違いありません。

Information
名門リュルトン一族が所有するマルゴー村2級格付けシャトー・ブラーヌ・カントナック。最近ではビオロジックも採用するなど、アンリ・リュルトンの妥協なきワイン造りによって近年2級の中でも急成長著しいシャトーです。シルバーのモダンなラベルが印象的なセカンドラベルのバロン・ド・ブラーヌ。熟成はバリックにて12ヵ月(新樽30%)、ファーストよりも新樽比率を低く、熟成期間を短くし、ブドウらしさを引き出しています(ファーストは18ヵ月新樽60%)。ブラックベリーなど色の黒い果実の風味、スパイスやバルサム樹脂系のアクセント。適度に丸みを帯びたタンニンが強めに感じられます。
生産地 フランス ボルドー地方 メドック地区 マルゴー
商品名 バロン・ド・ブラーヌ
作り手 Chateau Brane Cantenac
格付・認証 A.O.C. マルゴー
生産年 2016年
内容量 750ml
本数 1本
味わい フルボディ
ブドウ品種 カベルネ・ソーヴィニヨン 58%、メルロー 37%、カベルネ・フラン 5%
ガイドブック --
飲み頃 今~
飲み頃温度 16℃~18℃
推奨保存環境 温度=10℃~16℃、湿度=70%~75%
備考 においが強いものと一緒にせず、振動は避けるように保管して下さい。