カ・ルガーテ Ca'Rugate
「カ ルガーテ」とは、ルガーテの丘の頂近くにある家を指し、畑仕事の拠点兼レチョート用の乾燥室としたことから名付けられています。ミケーレ(1975年生)と父のアメデオ(1950年生)が畑仕事、ラウラ(1977年生)が輸出を分担しています。スタッフは5人で、収穫時には40名で行います。2002年には、非常に広く清潔な新しいセラーも完成し、中二階にはレチョート用の乾燥室も作りました。
葡萄の仕立ては、この地方の伝統的な、他の産地よりも高い1.5mの高さのグイヨ式で、実が大きいガルガネガの風通しをよくしています。年間を通して剪定を行い、また夏場にはグリーンハーベストを行って余分な葉を落とし、4~6房に収穫量を制限しています。葡萄の選別は畑での収穫の際とカンティーナのコンベアーで、計2回行います。収穫はすべて手摘みで、外国人労働者の助けを借りず、手慣れた地元の人達とで行い、収穫量は通常この地域で認められている140hl/haより25%抑えています。小さいボックスを使って収穫された葡萄は、白いゴムのヘラの付いた特殊な除梗機によって傷をつけず除梗します。白ワインは、窒素ガスを入れ酸化防止をしながらプレス出来る特殊なマシーンを使い圧搾、16~18度で1日置いて余分なものを沈殿させ、よりクリアなモストを取り出します。セラー内のステンレスタンクは全てコンピューター制御で温度管理しています。
「ソアーヴェのD.O.C.の持つ一般的なイメージをくつがえしたい」
赤ワインの品質向上にも著しいものがあります。
その要因としては、
①2001年から赤ワインを得意とするジュゼッペ カヴィオラと契約。
②畑の90%が斜面で、火山質土壌でミネラルが多い土壌。
③畝に草を生やしておく。
④手間はかかるがグイヨ仕立てにする。
⑤密植傾向に仕立てる
などが挙げられます。スタイルは白のような「飲みすすみ易さ」が特徴です。そしてエレガントさがあり、重たすぎない事を心がけています。
以前は想像もできなかったことですが、ソアーヴェに関して、生産量がピエロパン、アンセルミと並び、品質も勝るとも劣らないものとなっています。私どもは、カ ルガーテのワインを味わっていただくことで、ソアーヴェのD.O.C.の持つ一般的なイメージをくつがえしたいと思っています。
Information | |
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「ラ ペルラーラ」は、カ ルガーテの中庭です。葡萄は6~7ヶ月専用の部屋で乾燥させ、50%の重量になったところで圧搾します。乾燥させている間に貴腐が付きます。発酵、熟成共バリックで、10~12ヶ月熟成させます。美しく照りのある黄金色、強い長く続く花や果実のアロマがあります。さらにサルタナレーズン、乾燥イチジク、ナッツを連想させます。味わいも強く継続性があります。デザートワインとして、パネットーネなどの甘い菓子、また、青かびのチーズによく合います。ペルラーラと言う名前は、ルガーテの家の前にある小さな桃の様な小果物を付ける木をペルラと呼んでいたことから。祖父が植えたもので、家族のシンボルの一つです。「こうした甘口ワインの市場は年々小さくなっているが、ヴェネトの伝統的な甘口は造り続けていきたい。何と言っても自分自身が好きだし、このようなワインが世の中に存在すること、これだけ素晴らしいワインが造れるということを示していきたい。」とミケーレは話していました。 | |
生産地 | イタリア ヴェネト州 |
商品名 | レチョート・ディ・ソアーヴェ・ラ・ペルラーラ |
作り手 | カ・ルガーテ |
格付・認証 | レチョート・ディ・ソアーヴェ D.O.C.G. |
生産年 | 2014年 |
色・タイプ | 甘口白ワイン |
内容量 | 500ml |
本数 | 1本 |
味わい | 甘口 |
ブドウ品種 | ガルガネガ 100% |
ガイドブック | --点 |
飲み頃 | 今~ |
飲み頃温度 | 10℃~14℃ |
推奨保存環境 | 温度=8℃~12℃、湿度=70%~75% |
備考 | においが強いものと一緒にせず、振動は避けるように保管して下さい。 |