チリワインの可能性を世に知らしめたユニークでエレガントなプレミアム・ワイン セーニャ アコンカグア・ヴァレー 2017 Sena Aconcagua Vallery
★ジェームズ・サックリン99点★
2019年ワイン・オブ・ザ・イヤーTOP100にランクイン!
ブラックベリー、ヒマラヤスギ、白檀、紅茶の感動的なアロマが香る。黒いオリーブ、ローズマリー、セージのニュアンスが根底に感じられる。フルボディのリッチでパワフルなセーニャで、印象的で力強いタンニンを湛えつつも、バランスが良く調和がとれている。果実味が前面に出たやや握力のある味わい。暑い年に作られたフレッシュでエネルギッシュな恰幅の良いワイン。2022年以降が飲み頃。(2019年12月掲載)
1995年にロバート・モンダヴィとエドゥアルド・チャドウィックの合同事業として、チリのアコンカグア・ヴァレーに設立されたセーニャは、チリワインのポテンシャルの高さを世界に知らしめたワインです。日照時間が長く冷涼なアコンカグア・ヴァレーの卓越したテロワールと醸造技術の高さが生み出すこのユニークなボルドー・ブレンドは、カベルネ・ソーヴィニヨンを主体としながら、ボルドーでは殆ど見られないカルメネールがワインに独特の個性を与えています。フレッシュでジューシーな果実味に繊細なタンニンを湛えたエレガントで極めて熟成力の高いチリのプレミアム・ワイン。
■テクニカル情報■ 産地:チリ/DOアコンカグア/アコンカグア・ヴァレー 栽培:2005年よりビオディナミへ移行 アルコール:13.5% pH:3.44
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン52%、マルベック15%、カルムネール15%、カベルネ・フラン10%、プティ・ヴェルド8% 醸造:早朝に手摘みして選果台で丹念に2度選果し、ブドウの75%はステンレスタンク、25%はコンクリートタンクに入れ、品種ごとに適温(25~28℃)で1日に1度ルモンタージュしながらアルコール発酵。マセラシオンの期間は、各区画のブドウの熟れ具合に応じて、カベルネ種、メルロ、マルベック、カルムネールは12~30日間、プティ・ヴェルドは8~12日間。発酵後ブレンドして澱引きし、66%はフレンチオークの新樽、14%は2~3回使用済みのフレンチオークのバリック、20%は、オーストラリア・ストッキンジャー製のフードルで22ヶ月熟成。2019年3月に瓶詰。生産量:120,000ボトル。
■生産者コメント■
「美しい菫色の煌めきを湛えた鮮やかなガーネット・レッドの色合いを持つ2017ヴィンテージのセーニャは、ブルーベリーやチェリー、クローブ、菫の花、カシスの魅惑的なアロマが少しずつ花開いてゆき、柔らかなペストリーの香りと後味に香る繊細なリコリスのニュアンスがくっきりとした輪郭を添える。口に含むと非常にフレッシュで生き生きとしたジューシーな味わいで、しっかりとした骨格の良いタンニンが驚くほど余韻の長い後味と豊かな個性を添え、熟成を重ねるにつれて優雅に成熟してゆく。これまでに我々が手掛けたセーニャの中で恐らく最も完成度の高いセーニャである。」(醸造責任者フランシスコ・バエティグ)
■2017ヴィンテージ情報■
2017年は、日照量の多い暑い気候が特徴とする年でしたが、太平洋から僅か40キロ離れたアコンカグア・ヴァレーの沿岸地域では、冷涼な海風が気温を和らげてくれたお蔭で、果実の熟成感、凝縮感、力強さ、エレガンス、緊張感、フレッシュさのバランスが絶妙にとれた完成度の高いワインに仕上がりました。セーニャの畑では、生育期の始まりから7月30日にかけての降雨量が282ミリを観測し、豊かな水源に恵まれました。雨は全て冬季に集中し、この時期の平均雨量である180ミリを遥かに上回りました。
★パーカーポイント96+点 #244 2019年8月31日/ルイス・グティエレス (飲み頃:2020~2030年)
例年のセーニャよりも力強く骨格のしっかりとした凝縮感のあるヴィンテージで、2015ヴィンテージをよりドライにしたようなスタイル。キメの粗いタンニンにより豊かな酸と収斂性が感じられ、果実由来の第一アロマは通常よりも控えめ。タンニンはやや握力があり、あともうほんの少しだけ寝かせる必要があるかもしれないが、瓶内で美しく発展してゆくために必要とされる全ての要素が備わっているのが判る。カベルネ・ソーヴィニヨン52%、マルベック15%、カルムネール15%、カベルネ・フラン10%、プティ・ヴェルド8%のブレンド。カルムネールとカベルネ・フランにとっては特に良年であったことが窺える。
Information | |
2017年は、日照量の多い暑い気候が特徴とする年でしたが、太平洋から僅か40キロ離れたアコンカグア・ヴァレーの沿岸地域では、冷涼な海風が気温を和らげてくれたお蔭で、果実の熟成感、凝縮感、力強さ、エレガンス、緊張感、フレッシュさのバランスが絶妙にとれた完成度の高いワインに仕上がりました。セーニャの畑では、生育期の始まりから7月30日にかけての降雨量が282ミリを観測し、豊かな水源に恵まれました。雨は全て冬季に集中し、この時期の平均雨量である180ミリを遥かに上回りました。 | |
生産地 | チリ アコンカグア・ヴァレー |
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商品名 | セーニャ |
作り手 | ヴィーニャ セーニャ/ロバート・モンダヴィ/エドゥアルド・チャドウィック |
格付・認証 | D.O. アコンカグア・ヴァレー |
生産年 | 2018年 |
色 | 赤 |
内容量 | 750ml |
本数 | 1本 |
味わい | フルボディ |
ブドウ品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン55%、マルベック18%、カルムネール15%、カベルネ・フラン7%、プティ・ヴェルド5% |
ガイドブック | パーカーポイント98点 |
飲み頃 | 今~2040年頃 |
飲み頃温度 | 16℃~18℃ |
推奨保存環境 | 温度=10℃~16℃、湿度=70%~75% |
備考 | においが強いものと一緒にせず、振動は避けるように保管して下さい。 |