シャトー・オー・ブリオン・ルージュ[1991]赤750ml[ChateauHautBrionRouge]フランスボルドーグラーヴペサック・レオニャン
シャトー・オー・ブリオン・ルージュ[1991]赤750ml[ChateauHautBrionRouge]フランスボルドーグラーヴペサック・レオニャン

シャトー・オー・ブリオン・ルージュ [1991]赤 750ml [Chateau Haut Brion Rouge]フランス ボルドー グラーヴ ペサック・レオニャン

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シャトー・オー・ブリオン
Chateau Haut Brion

メドック外からメドック格付けに選ばれた唯一のシャトー

いちはやくシャトーでの熟成を行うようになった1855年、メドック地区にあるシャトーの中から格付けを決める際に、このシャトー・オー・ブリオンだけが特別にメドック以外のグラーヴ地区から1級に選ばれた、という所からも当時のオー・ブリオンが高く評価されていたことがうかがえます。
オー・ブリオンは珍しくその歴史の始まりがはっきりしています。1525年にボルドー議会の職員であったジャン・ド・ポンタックがリブルヌ市長の娘ジャンヌ・ド・ベロンと結婚した時、ジャンヌが持参したのがHaut-Brion(オー・ブリオン)"と呼ばれる土地でした。そして、1549年に現在のシャトーの建設が始まり、1649年からオーナーとなったポンタック家のアルノー3世の時代にワイン造りが始まりました。

彼が澱引きやウイヤージュを始めた事により、より良い長期熟成が可能になったため、イギリス市場で人気が高まりました。チャールズ2世の時代には王室でオー・ブリオンがサービスされたという記録も残っています。18世紀の終わり頃からボトリングがシャトーで行われるようになった為、熟成もシャトーで管理できるようになりました(当時ボルドーのワインは熟成させる前に樽で販売されていた中、オー・ブリオンが先駆けて瓶熟成を行う様になりました)。

フランス革命の際にオーナーのジョセフ・ド・フュメルが処刑された後、所有者は彼の親族から転々としますが、1836年から1922年まで、ラリュー家がオーナーとなり、その間1855年に格付け1級に選出されます。そして、1935年にニューヨークの銀行家、クラレンス・ディロン氏がシャトーを購入。その孫娘ジョアン・ディロンがルクセンブルグ公国の殿下と結婚し、シャトーを引き継ぎ、現在はジョアンの息子であるロベール殿下がオーナーを務めています。
近年のオー・ブリオンのワイン造りを支えてきた支配人のデルマス一族は、ジョルジュ・デルマス、ジャン・ベルナール・デルマスと引き継がれ、現在はジャン・フィリップ・デルマスが支配人を務めています。

クローン選別等、細部まで注意深く進められる栽培、醸造

オー・ブリオンはボルドー市内のすぐ南に位置するシャトー。地区としてはペサック。畑で栽培されているのは、メルロー45%、カベルネ・ソーヴィニヨン44%、カベルネ・フラン10%、プティ・ヴェルド1%。クローンの選別に早くから注意を払っており、1975年にはINRA(フランス国立農学研究所)と連携し、クローンの栽培・研究を行ってきました。現在は実験も含め500種以上のクローンを栽培しています。
自然酵母で発酵を行っていますが、醗酵時の温度管理は大切です。オー・ブリオンでは1961年にボルドーで初めてステンレスの醗酵槽が使われるようになりました。これにより醗酵温度が管理しやすくなりました。
醗酵後にそれぞれのタンクを注意深く試飲し、先を見据えながらグラン・ヴァンとセカンドラベルのキュヴェに選別していきますが、若木の区画のキュヴェがセカンドに使われる事が多いです。その後マロラクティック醗酵を行い、年によりますがグラン・ヴァンは新樽にて20か月熟成されます。オー・ブリオンでは、自らのセラーで熟成用の樽を作っています(一部か全数かは不明)。

格付けは赤のみでも、白も人気も高い

ファーストラベルの「シャトー・オー・ブリオン」のセカンドラベルが、「Le Clarence de Haut-Brion(ル・クラランス・ド・オー・ブリオン」。1935年にシャトーのオーナーとなったクラレンス・ディロン氏の名前がつけられています。2007年からはこの名前ですが、2006年ヴィンテージまでは、「Chateau Bahans Haut-Brion(シャトー・バーンス・オー・ブリオン)」という名前で販売されていました。熟成は20~25%新樽にて18~22か月。年間平均生産量は5,000~7,000函。
「Chateau Haut-Brion Blanc(シャトー・オー・ブリオン 白)」は、3ヘクタールにも満たない小さな畑で作られる、ボルドーで最も高級な辛口白ワインのひとつです。ブドウは、セミヨンとソーヴィニヨン・ブランがほぼ50%ずつで、熟成は新樽50%にて9~12ヵ月。年間平均生産量は450~650函。
「La Clarte de Haut Brion(ラ・クラルテ・ド・オー・ブリオン)」は、シャトー・オー・ブリオン白とシャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオン白のセカンドラベル。2009年がファーストヴィンテージです。 2008年ヴィンテージまでは「Les Plantiers du Haut-Brion(レ・プランティエ・デュ・オー・ブリオン)」という名前で販売されていました。熟成は40~50%新樽にて9~12ヵ月。年間平均生産量は1,000~1,200函。

Information
赤いベリーやブラックベリー、スモーキーなアロマ。カシスジャムのような濃縮感。トースト、ミネラル、鉛筆の芯、甘草、スパイス、ミルクチョコレートなど様々なニュアンスが感じられ複雑な印象。酸は控えめながら果実味のエキス分、グリセリンのレベル全ての要素において偉大で並はずれた品質を誇ります。味わい深い魅惑的なワインです。その豊潤で官能的な味わいにしばし酔いしれることでしょう。比較的生硬で、閉じていて、タニックで、軽かったようだが、重みを身につけて(オー・ブリオンは非常に多くのヴィンテージでそうなる傾向がある)、今では葉巻タバコと混ざり合った日に焼けた土、スイートチェリーやブラックカラントの果実、いくらか高品質なトーストの非常に複雑な香りを見せるようになっている。ミディアムボディのワインで、フィネスやエレガンス、そしてオー・ブリオンのような偉大なテロワールでさえ分が悪いヴィンテージにおける際立ったワイン醸造の偉大な手本となっています。
生産地 フランス ボルドー地方 グラーヴ地区 ペサック・レオニャン
商品名 シャトー・オー・ブリオン・ルージュ
作り手 Chateau Haut Brion Rouge
格付・認証 格付け第一級/五大シャトー
生産年 1991年
内容量 750ml
本数 1本
味わい ミディアム~フルボディ
ブドウ品種 カベルネ・ソーヴィニヨン 45%、メルロー 37%、カベルネ・フラン 18%
ガイドブック パーカー・ポイント 89点
飲み頃
飲み頃温度 16℃~18℃
推奨保存環境 温度=10℃~16℃、湿度=70%~75%
備考 においが強いものと一緒にせず、振動は避けるように保管して下さい。