シャトー・オー・バージュ・リベラル
Chateau Haut-Bages Liberal
ラトゥールにも隣接した絶好の立地に畑を持つ、人気上昇中のシャトー
シャトー・オー・バージュ・リベラルの歴史は、はっきりと分かっていませんが、18世紀から続く歴史あるシャトーです。19世紀末にソニャック氏に渡り、デース家が所有します。その後1960年、クルーズ家がシャトーを買収します。当時、同家所有であったポンテ・カネと統合した時代もあったようです。しかし、クルーズ家はワイン・スキャンダルを起しポンテ・カネを売却します。1972年、シャトー元詰が義務づけられたため、瓶詰めの作業所を新設し、シャトー・オー・バージュ・リベラル名が復活したとされています。1983年ヴィラール家が取得し、現在は孫娘のクレール・ヴィラール女史が管理しています。ヴィラール家はほかにもムーリのシャス・スプリーンと、マルゴーのラ・ギュルグという、よく知られたシャトーを所有・経営しています。
シャトー名の由来は「バージュ」は村名で、「リベラル」は1750年代から19世紀末までの所有者、ボルドーのワイン・クルティエのリベラル家「Liberal family」からとする説と、販売先オランダ・ベルギーの両国自由党への配慮とする説がありますが、「自由」とは関係ないと言うのが定説のようです。
所有する畑はポイヤックの南、バージュの丘に位置し、ボルドーの主要ワイン街道である県道2号線からは少々引っ込んだ場所に位置します。メインの区画(50%強)は、あのシャトー・ラトゥールの畑に隣接。 他の区画もシャトー・ピション・ラランドの隣やシャトー・グラン・ピュイ・ラコストの近くと、非常に立地条件に恵まれた畑を所有しています。畑は1960年代前半に植え替えられ、いまや円熟の時を迎えようとしています。良質なテロワールから生まれるワインは、カベルネ・ソーヴィニヨンの比率が高く、葡萄の完熟感があり、ブラックカラント風味の強い、 豊かな味わいの強靭で円熟したスタイルとなります。メドック格付け第五級の実力にふさわしい、味わい深いワインです。
Information | |
ジャムにした様なブラックカラントの果実の要素に混ざり合ったローストした乾燥ハーブ、甘い土っぽいにおい、新樽が感じられる。鮮明感は秀逸で、タンニンはほどほど、ミディアムからフルボディでフィニッシュは長い。グラスに注いでおくとカベルネ・ソーヴィニョンの葡萄の過熟感が目立ってきます。 | |
生産地 | フランス ボルドー地方 メドック地区 ポイヤック |
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商品名 | シャトー・オー・バージュ・リベラル |
作り手 | Chateau Haut-Bages Liberal |
格付・認証 | AC Pauillac メドック 格付け第5級 |
生産年 | 2001年 |
色 | 赤 |
内容量 | 750ml |
本数 | 1本 |
味わい | フルボディ |
ブドウ品種 | カベルネ・ソーヴィニョン 75%、メルロ 25% |
ガイドブック | パーカー・ポイント 88点 |
飲み頃 | 今 |
飲み頃温度 | 16℃~18℃ |
推奨保存環境 | 温度=10℃~16℃、湿度=70%~75% |
備考 | においが強いものと一緒にせず、振動は避けるように保管して下さい。 |