シャトー・トロタノワ[1992]A.O.C.ポムロール赤750mlChateauTrotanoy[POMEROL]
シャトー・トロタノワ[1992]A.O.C.ポムロール赤750mlChateauTrotanoy[POMEROL]

シャトー・トロタノワ[1992]A.O.C.ポムロール 赤 750ml Chateau Trotanoy[POMEROL]

  • 売り切れ
  • ラッピング・のし対応
¥17,875
/
税込


ポムロールを代表する優良シャトー「シャトー・トロタノワ」

ポムロール地区で世界最高峰のワインを造っている、あの有名なシャトー・ペトリュスのオーナーでもあるムエックス社が手がけています。
驚くべきことにシャトー・ペトリュスとほぼ同様の工程で造られています。
異なる点は、ブドウの配合比率と新樽率ぐらいのもので、シャトー・ペトリュスがメルローを95%使用しているのに対して、シャトー・トロタノワは90%です。新樽率はシャトー・ペトリュスが50~100%使用しているのに対して、シャトー・トロタノワは新樽率33~50%です。

シャトー・トロタノワの畑はポムロールの中央台地の西斜面に位置しています。シャトー・ペトリュスからは西に1kmほどの距離で、オーナーのジャン・ジャック・ムエックスの住まいも同じ場所にあり、比較的目立たない場所にあります。
敷地は7ヘクタール少々とさほど大きくはなく、砂利と石と分厚い粘土の混じった土壌からできています。この土壌が冬はぬかるんで、雨の後の乾燥した夏にコンクリートの様にカチカチに固くなり、ぎっしりと目が詰まる為、牛馬に耕具を引かせていた時代にはぶどうの栽培が大変難しく「固すぎて耕すのが難しい」という意味の【trop ennuyeux】(非常に憂鬱な~トロ・アンニュイ)からシャトーの名前が由来しています。「Trop」(トロ)は「余りに」、「tanoy」(タノワ)は「面倒な、ほとほとうんざりした」、「トロタノワ」は、古仏語で「trop anoi」【非常に面倒な、憂鬱すぎる】という意味からきています。

シャトー・トロタノワの判明しているオーナーは、コンセイヤント家から18世紀半ばにジロー家に渡り、このジロー家が2世紀に渡り所有を続けます。その間に分割転売を続け1968年には25ヘクタールまで減少したと言われています。さらに30年後には相続分割され、更に分割転売が続き、1929年には11ヘクタールまで減少し、ついには7.9ヘクタールまで減ってしまいます。その後第2次世界大戦後にペクレス家が取得し1953年に今のオーナー、ムエックスファミリーのジャン・ピエール・ムエックス社へと続きます。
シャトー・トロタノワは、1956年の悲惨な霜においてボルドー全体で深刻な被害が出た中で唯一被害をまぬがれたシャトーとしても有名です。

過去の歴史を見ても、シャトー・トロタノワはシャトー・ペトリュスと同じくポムロールに限らず、ボルドー全体で最も偉大なシャトーなのは間違いありません。ブドウの平均樹齢は35年と比較的に高く、ぶどうの収量もメドック格付け一級シャトー以上に厳しい制限、39hl/haに抑えられていて、1976年以前はメドック格付け一級のワインに負けずとも劣らない、華やかで極めてリッチ、強烈なフルボディで熟成の頂点まで時間を要するようなワインが造られていました。1976年以降も、メドック格付け二級ど同等かそれ以上の品質のワインが作られ続けています。

そのためシャトー・トロタノワは、世界中のワイン愛好家から高評価をえていますが、シャトー・ペトリュスの半値以上で売られることはほとんどありません。決して安くはありませんが、ワインの性質はシャトー・ペトリュスに大変似ているのを考えると大変お買い得なワインであることは間違いありません。

Information
1992年ヴィンテージは最高のパフォーマンスを見せています。濃密で濃いルビー色、優れた甘み、ブラックチェリー、モカ、ミネラル、バニラの香りなどの濃縮されたフレーバー、肉厚な果実味のすばらしさとしなやかさ、タンニンと卓越した複雑味と凝縮感がり豊かな仕上がりとなっています。シャトー・ペトリュスと肩を並べるほど特別なワイン。力強い確固たる味わいが楽しめます。
生産地 フランス ボルドー地方 ポムロール地区
商品名 シャトー・トロタノワ
作り手 Chateau Trotanoy
格付・認証 A.O.C.ポムロール
生産年 1992年
内容量 750ml
本数 1本
味わい フルボディ
ブドウ品種 メルロー 90%、カベルネ・フラン 10%
ガイドブック パーカー・ポイント 85点
飲み頃
飲み頃温度 16℃~18℃
推奨保存環境 温度=10℃~16℃、湿度=70%~75%
備考 においが強いものと一緒にせず、振動は避けるように保管して下さい。