シャトー・ボーモン Chateau Beaumont
比較的早くから楽しめるスタイルで人気を博すオー・メドックのクリュ・ブルジョワ
近年、名声を取り戻したフランス革命以前から続くシャトー
サン・ジュリアン村とマルゴー村の中間に位置するキュサック村にあるシャトー。歴史は古く、フランス革命の以前からこの地にシャトーが存在し、「シャトー・ボーモン~美しい山~」と呼ばれていました。現在、その壮麗な姿を誇る城は1854年に当時の所有者だった、ボナン氏によってルネサンス様式を用いて建てられました。オーナーはその後数々の変遷があり、その名声も一時期低迷していました。しかし1979年にオーナーとなったソウラ氏は大規模な資本投入、醸造や熟成設備の刷新や畑の整備を行い、かつての名声の復興に努めました。現在は1986年に経営権を獲得したGMFがシャトー運営。79年より続けられている品質向上に向けた努力の結果、かつての名声を取り戻しトップクラスのクリュ・ブルジョワとして評価されています。
自然環境を大切にした栽培で、メドックで5社のみのテラ・ヴィティスを取得
自然環境を念入りに観察し保全する事をモットーとするシャトー・ボーモン。自然環境を大切にした栽培を目指すサステーナブル農法を実践し、テラ・ヴィティスの認証を得ています。これはジロンド県では90社のみ、メドックでは5社のみが取得しています。
比較的若くから楽しめるスタイル
シャトー・ボーモンのワインというのは、しなやかで、女性的な作りで、シルキーなスタイルです。タンニンはまろやかであり、愛らしくフィネスが感じられます。
シャトー・ボーモンのワインはカベルネ・ソーヴィニヨンがベースでありながら、いくつかの例外の年を除いて、比較的若いときから楽しめるスタイルです。
Information | |
クリュ・ブルジョワの中でも知名度はトップクラスのシャトー・ボーモン。メドックでも指折りの美しい城館と庭園、そして広大な畑を持つこのシャトーはフランスのカステル社と日本のサントリーが出資する『グラン・ミレジム・ド・フランス社』の所有で、 マルゴーの北、サンジュリアンの南に挟まれたキュサック・ フォール・メドックに位置しています。『美しい山』を意味するシャトーの名の通り、ジロンド河に向かってなだらかに傾斜する優れた テロワールを有し、ヴィンテージ毎のブレの少ない安定したワイン造りで定評があります。2002年にHACCP方式導入、2004年から環境農法を実践と、食の安全や環境への配慮も強化しています。今後の熟成も楽しみな2011年。深みのある紫黒色、力強い果実味とタンニンが感じられます。 飲み頃はまだ先でしょうが手元に置いて熟成を見守りたいワインです。 発酵とマセラシオンはステンレスタンクで3週間。12~14ヵ月の樽熟成(新樽1/3) | |
生産地 | フランス ボルドー地方 メドック地区 オー・メドック |
---|---|
商品名 | シャトー・ボーモン |
オーナー | グラン・ミレジム・ド・フランス社(カステル&サントリー) |
格付・認証 | A.C. オー・メドック |
生産年 | 2011年 |
色 | 赤 |
内容量 | 750ml |
本数 | 1本 |
味わい | フルボディ |
ブドウ品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン 53%、メルロー 43%、プティ・ヴェルド 4% |
ガイドブック | パーカー・ポイント (87 - 89)点 |
飲み頃 | 今~2020年 |
飲み頃温度 | 16℃~18℃ |
推奨保存環境 | 温度=10℃~16℃、湿度=70%~75% |
備考 | においが強いものと一緒にせず、振動は避けるように保管して下さい。 |