
シャトー・モーカイユ Chateau Maucaillou
格付けにとらわれず最上のワインを生み出す魅惑のボルドーワイン
シャトー・モーカイユの設立は1871年。100年以上続く歴史あるシャトーです。「モーカイユ」とはフランス語で「質のあまり優れない小石」という意味。中世の時代に砂利の混じったこの地域の土壌が穀物畑には適さないと考えられ、農民たちによってつけられたあだ名です。しかし、後々になりワインを醸造する葡萄に最適な土壌であることが分かり、徐々に国内外でも高い評価を得るようになりました。当時馬や牛に引かせた車での輸送から鉄道の輸送へと変わる歴史的背景を考え、ムーリ駅の近くへと貯蔵庫を移動したことをきっかけに、更にヨーロッパ中で広くシャトー・モーカイユは親しまれるようになります。
広大な敷地にそびえるシャトーは全て切石で建設され、ワインにとって最良の状態を保てるよう、扉の一枚一枚から通路まで細心の注意が払われています。更に、1,800L分の樽と30万本のボトルが収容出来る発酵室も備えつけています。

「シャトー・モーカイユが手掛けたからこそ生まれる最上のワイン」
オーナーのフィリップ氏は、「グラン・クリュ・クラッセでは物足りず、クリュ・ブルジョアでは実現できない。シャトー・モーカイユが手掛けたからこそ生まれる最上のワイン」をシャトーの哲学として掲げ、格付けに固執することなくこのメドック地域でこの土地のパフォーマンスを最大限に生かしたワイン造りを続けています。ルールに縛られず、土壌を知り尽くし、葡萄を知り尽くした生産者の想いが存分に詰まったワインは、長年人々に愛され続けています。


Information | |
ロバート・パーカー氏いわく、「メドック格付け4級に値する」「最良のお値打ちワインの代表的存在・・・このシャトーに批判すべきところはほとんどない」という「シャトー・モーカイユ」シャトーの設立が1875年だったため、1855年のボルドー・メドック格付けの対象にはなっておらず、そのために級は付けられていないのですが、もし格付けの対象になっていたならばいたならば、必ずその実力に相応しい級が付けられていただろうと評されているシャトーです。1980年代初めからは、最高比率50%の新樽で熟成されており、残りは著名な格付けシャトーから購入した2年樽で熟成されているとのこと。繊細で果実味豊かな香りが長く続き、熟成感と凝縮感が印象に残る造りだという評で、タンニンも十分に含まれているので長期熟成のポテンシャルもあります。そのコスト・パフォーマンスの高さは頭一つ抜けているという、お買い得ワインです! | |
生産地 | フランス ボルドー地方 メドック地区 ムーリ |
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商品名 | シャトー・モーカイユ |
作り手 | Chateau Maucaillou |
格付・認証 | A.C. ムーリ・ザン・メドック[Moulis en Medoc] |
生産年 | 1986年 |
色 | 赤 |
内容量 | 750ml |
本数 | 1本 |
味わい | フルボディ |
ブドウ品種 | カベルネ・ソーヴィニョン 52%、メルロー 41%、プティ・ヴェルド 7% |
ガイドブック | --点 |
飲み頃 | 今 |
飲み頃温度 | 16℃~18℃ |
推奨保存環境 | 温度=10℃~16℃、湿度=70%~75% |
備考 | においが強いものと一緒にせず、振動は避けるように保管して下さい。 |