シャトー・デギュイユ
Chateau d’Aiguilhe
ステファン・フォン・ナイペルグ伯爵が、注目の産地コート・ド・カスティヨンで手掛ける
天才醸造家ステファン・ドゥルノンクール
飛躍的に品質が向上
ラ・モンドット、クロ・ド・ロラトワール、シャトー・カノン・ラ・ガフリエールなどを所有するステファン・フォン・ナイペルグ伯爵が、注目の産地コート・ド・カスティヨンで手掛けるのがシャトー・デギュイユである。
12世紀後半から続くボルドーでも最も古いシャトーの一つであるが、ナイペルグ伯爵が取得後、ブドウの植え替えや醸造技術及び設備の近代化を行い、天才醸造家ステファン・ドゥルノンクールとのタッグによって飛躍的に品質が向上した。
最新の醸造設備が整えられ、近代化が完了
コート・ド・カスティヨンとサン・テミリオンの境に位置するシャトーは、「Aiguille(針)」という名前の通り、片側が丘、もう一方が小さな谷間という岩の多い切立った高台にあり、50haの畑を所有する。この高台まで、サン・テミリオンから続く石灰層が横たわっており、コート・ド・カスティヨンにありながら理想的なテロワールであると云える。
ブドウはビオディナミの手法をもとに、堆肥や植物をベースとした調剤を使用するなど環境にやさしい栽培法を採用するとともに、月暦に合わせて作業を行う。2015年には最新の醸造設備が整えられ、近代化が完了した。重力を利用した移送システムを取り入れ、新たに設置された9つの円錐型のコンクリートタンクを含む26のタンクでの発酵後、マロラクティック発酵と熟成にはフレンチオーク樽が用いられる。
マスター・オブ・ワインが選ぶお買得ボルドー
デキャンタ誌にて「マスター・オブ・ワインが選ぶお買得ボルドー」として最高得点を獲得するなど、コストパフォーマンスの高さが国内外から注目を集めている。
栽培方法
ヴィオディナミの手法をもとに、化学的なスプレーなどは極力使わず、堆肥や植物をベースとした調剤を使用。月暦に合わせて作業をする。収獲は、ブドウを傷つけないように手作業で行い、小さな籠(ケース)に入れる。除梗の前後に選果し、破砕はしない。ブドウはグラヴィティー・フロー(重力を利用して)でタンクに移動させる。
醸造方法
温度調節のできる木製大樽で、空気圧式のパンチング・ダウンによるキャップマネージメントをしながら25~30日間発酵。マロラクティック発酵はオークの新樽を最大80%まで使用し、その間は澱引きはしない。必要に応じて清澄、ろ過する。樽熟は15~20カ月。
Information | |
甘美なブラックカラント、ローストコーヒーやリコリスのアロマ。しなやかな口当たりに、力強くリッチなフレーバーを持つミディアム- フルボディー。きめ細かいタンニンが重なり、長いフィニッシュへとつながっていく。 | |
生産地 | フランス ボルドー地方 コート・ド・カスティヨン地区 |
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商品名 | シャトー・デギュイユ |
作り手 | Chateau d’Aiguilhe |
格付・認証 | A.C. コート・ド・カスティヨン |
生産年 | 2018年 |
色 | 赤 |
内容量 | 750ml |
本数 | 1本 |
味わい | フルボディ |
ブドウ品種 | メルロ 80%、カベルネ・フラン 20% |
ガイドブック | パーカー・ポイント 91点 |
飲み頃 | 2018年~2028年 |
飲み頃温度 | 16℃~18℃ |
推奨保存環境 | 温度=10℃~16℃、湿度=70%~75% |
備考 | においが強いものと一緒にせず、振動は避けるように保管して下さい。 |