究極のボルドー・スペリュール
リブルヌから北へ約15キロにあるサン・シエ・ダブザック。 緩やかな傾斜の丘がいくつもつながり森とブドウ畑が広がっています。現行のアペラシオンが制定されるまではフロンサックを名乗ることのできた地域で、30ヘクタール以上の畑を持つ規模の大きな生産者が10軒ほど集まる地域です。この地でワイン造りを行っているのがシャトー・ヴァル・ド・ロックのローラン・ヴァレ氏とセヴェリーヌ夫人です。
シャトー・オーゾンヌで現在も栽培責任者
ローラン・ヴァレ氏は、サンテミリオン最上位グランクリュ・クラッセA格付けシャトー・オーゾンヌで現在も栽培責任者を務める人物。 オーゾンヌに勤めながら自宅近くのブドウ畑と醸造所を借り、小規模ながら優れたワインを造っています。ローラン・ヴァレ氏の片腕を担うのが醸造学校時代に知り合ったセヴェリーヌ夫人です。彼女は父がグラーヴ・ド・ヴェイルでブドウ栽培を行っていたというヴィニュロンの血を引いています。
粘土石灰質土壌の南向きの傾斜に広がる5.8ヘクタールの一枚畑 には平均樹齢35年(上部の区画は4~50年、下部は20年)のメルロー種を中心にボルドー系品種を栽培しています。シャトー・オーゾンヌでのノウハウを活かしたローラン・ヴァレ氏の確かなブドウ栽培技術を注力するシャトー・ヴァル・ドロック。除草剤は不使用で、2012年からは有機農法も取り入れていますが認証を取得することは今のところ考えていないようです。畑仕事のプロフェッショナル
熟成は、2/3タンクと1/3バリック(シャトー・オーゾンヌの1年樽)で10ヶ月間行います。(*ブドウの出来によっては樽熟成しない年もあります)。ローラン・ヴァレ氏の好みでもあるブドウらしい果実感を出すため早めの瓶詰めを行うのがシャトー・ヴァル・ド・ロックのスタイルです。 畑を見下ろす高台にあるシャトー・ヴァル・ド・ロックの小さな醸造所。セメントタンクのある部屋は人ひとり通るスペースがある程度の小ささです。発酵はセメントタンクを主に使用し、2台のステンレスタンクも活用。タンクおよびバリックにてマロラクティック発酵を行います。
シャトー・ヴァル・ド・ロック
CHオーゾンヌ栽培責任者
リブルヌから北へ約15キロにあるサン・シエ・ダブザックにて、CHオーゾンヌで現在も栽培責任者を務めるローラン・ヴァレ氏が2008年より始めた期待のワイナリー。粘土石灰質の土壌に適性の高い、平均樹齢35年のメルロー種を中心にボルドー系品種を栽培。本人の確かなブドウ栽培技術に加え、長年の経験と人脈を活かしたワイン醸造を行っています。除草剤不使用。発酵はセメントタンクを主に2台のイノックスも活用。タンクおよびバリックにてマロラクティック発酵を行う。オーゾンヌの小樽で熟成。果実感を出すため早めの瓶詰め。
"Il n'y a pas de hasard,il n'y a que des rendez-vous...偶然など存在しない、ただ出会いのみがあるだけ..."
妥協のないブドウ栽培
背ラベルにあるポール・エデュアールの詩、"Il n'y a pas de hasard,il n'y a que des rendez-vous...偶然など存在しない、ただ出会いのみがあるだけ..." の言葉が彼の妥協のないブドウ栽培やワイン造りの哲学を象徴しています。
Information | |
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シャトー・オーゾンヌで栽培責任者を務めるローラン・ヴァレ氏のワイナリー | |
生産地 | フランス ボルドー地方 サン・シエ・ダブザック |
商品名 | シャトー・ヴァル・ド・ロック |
作り手 | Chateau Val de Roc |
格付・認証 | AC ボルドー・スペリュール |
生産年 | 2014年 |
色・タイプ | 赤ワイン |
内容量 | 750ml |
本数 | 1本 |
味わい | フルボディ |
ブドウ品種 | メルロー 70%、カベルネ・ソーヴィニヨン 20%、カベルネ・フラン 10% |
ガイドブック | -- |
飲み頃 | データなし |
飲み頃温度 | 16℃~18℃ |
推奨保存環境 | 温度=10℃~16℃、湿度=70%~75% |
備考 | においが強いものと一緒にせず、振動は避けるように保管して下さい。 |