父エドモンを超える品質、E.A.R.L.ビュルル
E.A.R.L.ビュルルの前代エドモン ビュルルは2004年10月に他界しました。エドモンには3人の息子がおり、次男フローランと三男ダミアンがドメーヌを継ぎました。残念ながらエドモンが亡くなってからワインの品質は低下し、弊社も04年はジゴンダスしか購入しませんでした。このことが2人に危機感を与え、また家を出ていた長男ベルナールも彼らのことが気がかりで、2人に畑の管理方法を教えるなど、3人でビュルルのワインを復活させることに取り組みました。エドモンの時代には時間がなく出来ていなかった畑仕事をおこない、エノログのアドヴァイスも聞くようにし、その結果エドモン以上の品質となりました
「父の個性は尊重しているし、目指している所は一緒だと思うが、父とは違う個性を発揮したい。」
フローランとダミアンは、「父の個性は尊重しているし、目指している所は一緒だと思うが、父とは違う個性を発揮したい。」と、目を輝かせ生き生きと語っています。良い品質のワインを造るためのポイントとしては、除梗をしない、長いマセラシオンを行う、実だけでなく皮まで完熟した葡萄の収穫をあげています。フィルターはほんの少し粗いものを使います。
Information | |
1987年にベルナールが植えた畑です。ビオレスとサブレの川の近くのVDPのエリアの畑です。ジゴンダス村の南に位置し、土壌は粘土と石灰岩です。カラドックは、2011年に植えました。タンニンや色をもたらします。マルセロンと同じ時代に造られた葡萄で、グルナッシュとコットの交配種です。A.C.ローヌでは認められていません。マルセロンは小粒で病気に強い品種です。収穫量は90hl/haまで認められていますが、その半分の45hl/haまで抑えています。すべて手摘みで収穫します。VDPには集約感を持たせたくないので、10日間に限って発酵します(‘14年に限ってさらに4?5日少ない)。熟成はコンクリートタンクで12ヶ月行います。フィルターはかけず、ファイニングもしていません。紫がかった輝きのあるルビーレッド。熟したプラムやカシスのはなやかな香りがあります。口当りはなめらかで凝縮された果実味とスパイスが感じられます。果実味に負けないしっかりとしたタンニンが感じられるパワフルなワインです。グルナッシュが加わったことで、ローヌの地酒として楽しめるスタイルとなりました。「VdPにしては良すぎるんじゃないの?」 | |
生産地 | フランス コート デュ ローヌ地方 |
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商品名 | ヴァン・ド・ペイ・ド・ヴォークリューズ |
作り手 | E.A.R.L.ビュルル |
格付・認証 | Vin de Pays de Vaucluseン |
生産年 | 2015年 |
色 | 赤 |
内容量 | 750ml |
本数 | 1本 |
味わい | フルボディ |
ブドウ品種 | グルナッシュ50%、マルセロン25%、カラドック25% |
ガイドブック | --- |
飲み頃 | 今~ |
飲み頃温度 | 16℃~18℃ |
推奨保存環境 | 温度=10℃~16℃、湿度=70%~75% |
備考 | においが強いものと一緒にせず、振動は避けるように保管して下さい。 |