テッレ・デル・バローロ Terre Del Barolo
バローロ最大級の規模と、エノロゴ"ダニエーレ ポンツォ"のセンス
を活かしたワイン造り
手頃な価格の高品質ワイン
バローロとその周辺に約650haの畑を持ち、ドルチェット、バルベーラ、ネッビオーロ、バローロなどを生産しています。二人のアグロノミスト(農学者)が、畑での作業から収穫時期まで細かく指導しています。エノロゴは若手のダニエーレ ポンツォ(1977年生)です。ダニエーレはアルバの醸造学校を出た後、ジュゼッペ カヴィオラやガヤで経験を積み、2003年テッレ デル バローロに移り、2007年からメインのエノロゴとして働いています。「品質を向上させるために様々な試みをし、またモダンな要素を否定する訳ではないが、出来上がったものをみると伝統的な味筋を守っていることがわかってもらえると思う。」と語ります。ダニエーレは、同じワインを異なる樽に入れ、違いをチェックする樽の研究室を持っています。
大きな組織だからできる品質向上へのこだわり
樽熟成は、初めに試飲して樽を決め、1年後に試して次にどの樽を使うかを決めるという過程を経て、その後ブレンドしタンクで保存します。「樽の使い分けは画家が色を選ぶようにいろいろ変えるので説明は難しい。」 他には、冷却装置付きタンクや、ミクロ ブラージュ、窒素充填出来る瓶詰めラインなどもあります。大きな組織のメリットは、良い畑、良いワインだけを選んで瓶詰め出来ることで、毎年買った葡萄の30%前後をバルクで売っています。品質を上げるために、畑での選別をより厳しく行い、タンクも葡萄の状態別に管理できるよう小さいものを使用するなど、工夫しています。テッレ デル バローロのポリシーは、毎年クオリティが上がるように努力すること。そして、魅力的な価格で提供したいと考えています。
Information | |
バローロの栽培地域に隣接するアルバの丘で育った最良のネッビオーロを使っています。畑は、シリカを含む粘土土壌です。収穫は全て手摘みで行い、葡萄に応じた選別を行います。発酵と熟成は、樽で行います。発酵は10日間。'11年から、発酵前にコールドマセラシオンをして、色とアロマを抽出するようにしています。アルコール発酵の温度は、伝統的な28度から24度に変更しています。それによって発酵期間が長くなり、それによって色の抽出が進み、丸いタンニンが出てくるようになりました。熟成は全てフレンチオーク樽で、12ヶ月行います。’12年から半分をトノー(500L)に変えました。また、樽の半分のローストする温度を低くして焼き入れの期間を長くしました。その結果、ワインに甘さが出て、タンニンが丸く柔らかくなりました。スミレ色の縁どりのある典型的なネッビオーロの赤色。スミレやバラ、ベリーの香りに、熟成による樽の風味が感じられます。味わいは力強く、しかもデリケートです。程よいタンニン、甘ささえ感じさせるフィニッシュがあります。エノロゴのトップを勤めるダニエーレは、今このワインに「惚れて」います。何故なら、価格以上のものになると信じているからです。もちろんバローロのようにはなりませんが、バローロのセカンド的なポジションではなく、ネッビオーロ ダルバとして第一線に立てると信じています。’13年はネッビオーロの特徴がよく出た素晴らしい年です。 | |
生産地 | イタリア ピモンテ州 |
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商品名 | ネッビオーロ ダルバ |
作り手 | テッレ デル バローロ |
格付・認証 | ネッビオーロ ダルバ D.O.C. |
生産年 | 2017年 |
色 | 赤 |
内容量 | 750ml |
本数 | 1本 |
味わい | フルボディ |
ブドウ品種 | ネッビオーロ 100% |
ガイドブック | -- |
飲み頃 | 今~ |
飲み頃温度 | 16℃~18℃ |
推奨保存環境 | 温度=10℃~16℃、湿度=70%~75% |
備考 | においが強いものと一緒にせず、振動は避けるように保管して下さい。 |