
ロッカ デイ モリ Rocca dei Mori
熟成できるワイン造り
D.O.C.コペルティーノの中の、モンテローニ ディ レッチェにある全くの家族経営の生産者です。現在、兄が社長、弟がエノロゴで、この二人を中心に7名のスタッフで運営しています。その年の作柄によって、造るアイテムを変えています。良いヴィンテージにしか上のクラスのワインは造りません。契約農家からは、単に葡萄を買うというより土地を借りて葡萄を造ってもらうというイメージで、1kg幾らではなく、1ha幾らという単位で買い取っています。葡萄は1本の枝に2~3房しか付けません。収穫は、夜中か早朝に100%手摘みで行い、良い葡萄のみ箱に入れます。
ロッカ デイ モリのワインの特徴のひとつが、新しいヴィンテージへの切り替わりが比較的遅く、またワインの熟成がゆっくり進んでいるように感じられることです。熟成させて売ることはお金のかかることですが、ボトル熟成が重要だと思っているので、通常の5~10倍もする価格のコルクを使っています。コルクの色が良くないのは、漂白をしないためです。それも自分達を表現する方法のひとつだと考えています。「長いコルクは印象的でしょう?!」長い発酵、熟成によっていろいろな力を溜め込むので、それをフィルターで除去することはしたくないと考えています。ブリアコやウイリエーザは、父親の代から使っていて、名前とデザインはユーゴスラビアの人に頼んだもので、今となっては意味は誰も知りません。
ロッカ デイ モリ とは「トルコ人の大きな石」という意味で、オスマントルコが攻めて来た際の首切り台の石のこと。


歴史
1870年代からワイン造り
二代目が施設を新設、畑をおこす
1960年
三代目が会社を設立
1975年
元詰め開始、自社ブランドラベルを使用
1995年
葡萄園を増やし、最新技術を導入。世界中へ輸出を開始。



Information | |
ネグロアマーロとモンテプルチャーノのブレンドによるワインです。この二つの品種は正反対の個性を持つ品種で、ネグロアマーロはタンニンが豊富ですが色素であるアントシアニンが少なく、比べてモンテプルチャーノはアントシアニンが豊富でタンニンが少ないという特徴があります。この両極端の品種をブレンドすることによって、サリチェ サレンティーノより、骨格とストラクチャーがあるワインとなります。畑は、白亜質の粘土土壌です。収穫は手摘みで行います。大きな木の桶を使って温度管理の下で発酵し、醸しは30~45日間行います。フレンチオークとロシアンオークの樽で6ヶ月、瓶で6ヶ月熟成させています。やや濃く落ち着いたルビー色。スモーキーな中にスパイシーでよく凝縮した果実味が感じられます。ビターでスモーキーなタンニンがあり、癖は少なく、モダンなスタイルです。甘さもあり、アルコールの刺激はあまり感じられません。コペルティーノではロッカ デイ モリを含めて、5件ほどの生産者しかありませんが、近年このワイン生産地の重要性がますます高まっています。 | |
生産地 | イタリア プーリア州 |
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商品名 | コペルティーノ ロッソ |
作り手 | ロッカ デイ モリ |
格付・認証 | D.O.C. コペルティーノ |
生産年 | 2015年 |
色 | 赤 |
内容量 | 750ml |
本数 | 1本 |
味わい | フルボディ |
ブドウ品種 | ネグロアマーロ 70%、モンテプルチャーノ 30% |
ガイドブック | -- |
飲み頃 | 今~ |
飲み頃温度 | 16℃~18℃ |
推奨保存環境 | 温度=10℃~16℃、湿度=70%~75% |
備考 | においが強いものと一緒にせず、振動は避けるように保管して下さい。 |