ヴィニエティ・ザブ Vigneti Zabu
昼夜の寒暖差とアランチョ湖のおかげで豊かなアロマがもたらされる
ネロ・ダーヴォラ
世界各地のワイナリーで経験を積んだプロフェッショナル
昼夜の寒暖差とアランチョ湖のおかげで豊かなアロマがもたらされることが、ザブのワインの優れた特徴です。
エノロゴは、ファルネーゼの主任エノロゴ、フィリッポ バッカラーロの他に、ザブ常駐のエノロゴとして、2013年からジュゼッペ アルファーノ(1979年シチリア生)が加入しました。彼はオーストラリア、ニュージーランド、カナダ、アメリカ、プロヴァンス等、世界各地のワイナリーで経験を積んでいます。フィリッポは、収穫時など、重要なポイントに来て、全体の指示を出します。
土着品種力を入れるこだわり
ザブでは、土着品種に力を入れていますが、シャルドネ、シラー、メルロは、シチリアで高いポテンシャルを持つため、一部ですが栽培しています。買取り葡萄は、地元のパートナー契約する共同組合のメンバーの畑から、ファルネーゼが独自に契約した区画のものだけを使用しています。葡萄の買取りは、収穫した葡萄の重さに対して代金を支払うのが一般的ですが、アブルッツォでファルネーゼが行っているのと同様に、区画に対して支払います。収量が減っても収入は減らないため、選定、間引きなどを躊躇なく行うことが出来ます。契約した農家は、ザブの成長を自らの誇りととらえています。
ザブのワイン造り
ワイン造りは、共同組合で行っています。醸造設備は、主に組合のものを使用していますが、クロスフロー フィルターなどファルネーゼが持ち込んだものもあります。セラー内には古いコンクリートタンクがあり、主にワインの保管、マロラクティック発酵に使用しています。ステンレスタンクより長期保存に向いており、ワインのフルーティさを残すことが可能です。また、セラーの壁は1m程のぶ厚いコンクリートで出来ていて、気温が一定に保たれます。白の醸造用タンクは屋外、赤用はセラー内にあり、温度はコンピューターで制御されており、オフィスで常に確認出来る状態になっています。酸化を防ぐために、窒素を充填させて醸造を行います。
Information | |
畑は標高300~500mの高いところにあります。スタンダードのネーロ ダーヴォラより、ha当たりの収量が低く抑えています。また、葡萄の種まで熟すように、収穫もスタンダードより遅く行います。低温で発酵、10~12日間マセラシオンを行います。葡萄は柔らかくプレスを行い、マロラクティック発酵はバリックで、熟成もバリック(225L、主にフレンチオーク、一部にアメリカンオーク)で6ヶ月行います。骨格がしっかりとしていたため、スタンダードよりもポンピングオーバーの回数は多く行います。果実味が先に感じられ、後から樽の風味が感じられるバランスにしています。集約感は高く、アルコールのボリューム感、バニラのようなニュアンスがあります。子羊や熟成したチーズによく合います。「キアンタリ」とは、シチリア方言で「耕作する(ピアンターレ)」という意味であり、また、このワインが造られる土地でずっと昔から働いている葡萄栽培者への敬愛を表しています。 | |
生産地 | イタリア シチリア州 |
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商品名 | キアンタリ ネーロ ダーヴォラ |
作り手 | ヴィニエティ ザブ |
格付・認証 | I.G.T. |
生産年 | 2018年 |
色 | 赤 |
内容量 | 750ml |
本数 | 1本 |
味わい | ミディアムボディ |
ブドウ品種 | ネーロ ダーヴォラ 100% |
ガイドブック | -- |
飲み頃 | 今~ |
飲み頃温度 | 16℃~18℃ |
推奨保存環境 | 温度=10℃~16℃、湿度=70%~75% |
備考 | においが強いものと一緒にせず、振動は避けるように保管して下さい。 |