テヌータ・セッテ・ポンティのオーナーは。イタリアの老舗靴メーカーで名を馳せたアントニオ・モレッティ氏です。そのワイナリーの歴史は、1950年代に父のアルベルト氏が、直接王家より購入した50ヘクタールの土地から始まりました。畑を継いだアントニオ氏は、長年の夢であったトップクオリティのワインを造り始めました。現在ではセッティ・ポンティを筆頭にトスカーナ南部のマレンマ地区にポッジオ・アル・ルポ、ボルゲリ地区のオルマ、シチリアのフェウド・マッカリにもワイナリーを所有しています。最高のテロワールを忠実に個性をいかしつつ、ふくよかで濃厚ながらも滑らかさも併せ持つ特有のスタイルを築き上げ、毎年高品質のワインを生産し続けています。 2015年度にはイタリアで有名なワインガイド「ガンベロ・ロッソ」で「ワイナリー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれるなど、名実ともにトップワイナリーへと昇りつめました。
ワイナリーの名前の由来は、アレッツォとフローレンスの間を流れるアルノ河にかかる7つ(セッテ Sette)の橋(ポンテ Ponte)に由来しています。そのうちの一つの橋、ブリアーノ橋は名画モナリザの右肩上部に描かれている、今も現存する歴史ある橋です。
セッティ・ポンティのブドウ畑は海抜200-300mの標高の高い畑にあり、土壌は粘土質から砂質まで様々です。土壌は「ガレストロ」と呼ばれる石灰石、泥灰成分を多く含んでいて、これがワインに複雑さと独特のアロマ・ストラクチャーを与えてくれます。この畑にはサンジョヴェーゼ、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロなどが栽培されていますが、高品質のワインを造るために1ヘクタール6,000本以上の高密度でぶどうの樹が植えられています。
その中でも最も古い畑は、1935年にサヴォイア=アオスタ公爵の元で管理され、"Vigna dell'Impero"「帝国のブドウ畑」と名付けられたおよそ3ヘクタール程度のぶどう畑で、主に樹齢80年以上のサンジョヴェーゼが植えられています。
Information | |
重厚で風格あるセッテポンティのフラッグシップワイン。土地の可能性と当主モレッティ氏の思いが凝縮した一本です。 | |
生産地 | イタリア トスカーナ |
---|---|
商品名 | オレーノ |
作り手 | テヌータ・セッテ・ポンティ |
格付・認証 | トスカーナ I.G.T. |
生産年 | 2006年 |
色 | 赤ワイン |
内容量 | 750ml |
本数 | 1本 |
味わい | フルボディ |
ブドウ品種 | サンジョヴェーゼ 50%、カベルネ・ソーヴィニヨン 25%、メルロ 10% |
ガイドブック | パーカー・ポイント 93点 |
飲み頃 | 今~2021年 |
飲み頃温度 | 16℃~18℃ |
推奨保存環境 | 温度=10℃~16℃、湿度=70%~75% |
備考 | においが強いものと一緒にせず、振動は避けるように保管して下さい。 |