カヴァルキーナ Cavalchina
世界のベストワインを造りたいとは思わない。
飲んでカヴァルキーナのワインだねと分かるワインを造りたい。
カヴァルキーナの名は、ワイナリーのある地域の名前で、カヴァルキーニ伯爵の邸があったことに因んでいます。ワイン造りの歴史は古く、1848年には既にクストーツァの地域において最も重要なワイン生産者として記録されています。また、オーストリアのハプスブルグ家によって作成された地図では、第1級、第2級の格付けを受けていました。ルチアーノの祖父は1901年に生まれました。彼は革職人を経て、1948年に自分のセラーを建設しました(タンクをステンレスタンクに変更したり、設備を刷新したりしてきましたが、今でもそのセラーを使用しています)。彼は、クストーツァの典型的な葡萄品種を栽培していました。
1962年、伝統的な葡萄品種から、新しいブレンドの白ワインを造り、そのワインを「クストーツァ」と名付けました。その後、1971年から、クストーツァはD.O.C.として認められるようになりました。
畑は、ガルダ湖の氷河によって形作られた太陽の光に恵まれた、半円形の盆地にあります。湖自体が、温度や風によるミクロクリマの重要な要因となっています。土壌は混じっていて、石が多い部分や石灰質や粘土質など様々です。標高は100~150mです。それぞれの葡萄の持つ風味を集約、変えることなく個性を強調することをモットーとしています。
彼らのワインは地元でとても人気があり、ヴェローナの多くのレストランでワインリストに載せられています。また、カヴァルキーナ(ピオーナ家)のワインを扱い出して今年で20年以上になりますが、ヴィンテージによる品質のバラツキは皆無といってよく、その安定感には絶大な信頼をよせることが出来ます。
Information | |
収穫は10月の終わりにかけて行ないます。収穫量は50hl/haです。除梗した後、初めは高い温度でその後温度を下げ、約10日間発酵させます。マルツェミーノとバルベーラは少し異なった構造を持つため分けて、より長い15日間発酵させます。マロラクティック発酵の後、ブレンドし、ミディアムサイズの樽で最低6ヶ月熟成させます。翌夏の終わりにブレンドして瓶詰め、3ヶ月置いてから出荷します。バルドリーノのイメージを覆すようなとても濃いワインです。「2~3年の熟成を経て複雑さが増す。一番美味しくなるには、ボトル熟成が必要。」とルチアーノは話していました。 | |
生産地 | イタリア ヴェネト州 |
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商品名 | バルドリーノ スペリオーレ サンタ ルチア |
作り手 | カヴァルキーナ |
格付・認証 | バルドリーノ スペリオーレ D.O.C.G. |
生産年 | 2015年 |
色 | 赤 |
内容量 | 750ml |
本数 | 1本 |
味わい | フルボディ |
ブドウ品種 | コルヴィーナ 60%、ロンディネッラ 25%、マルツェミーノ、バルベーラ 15% |
ガイドブック | -- |
飲み頃 | 今~ |
飲み頃温度 | 16℃~18℃ |
推奨保存環境 | 温度=10℃~16℃、湿度=70%~75% |
備考 | においが強いものと一緒にせず、振動は避けるように保管して下さい。 |