ワイン造りはたいへんな労力のいる仕事
魔法ではなく、常に厳格な仕事を続けている。ワイン造りはたいへんな労力のいる仕事
アンジェロ リゲッティが100年以上前に傑出した生産者として評判を得てから今日まで、高い評価を得ています。4代目のジャン マリア リゲッティ(1966年生)、父ルイジ(1923年生)、兄(1960年生)が中心の家族経営で、他に13人が働いています。カンティーナは、ヴァルポリチェッラ クラッシコの中心に位置するマラノ ディ ヴァルポリチェッラの小さな地区、ヴァルガタラにあります。借りている畑は、ヴァルポリチェッラの6ヶ所に分かれているため、それぞれの天候の違いが大きく、ある畑が悪くても他が良いという風にヴィンテージの差が少なくなっています。90歳を超えた父ルイジが10~15日おきに畑を廻り、コミュニケーションをとりながら、契約農家に葡萄の栽培までを指導しています。
高品質かつ、蔵出し価格の値上げも全くしないおおらかさ
ルイジ リゲッティ家のワインの最大の特徴は、トップクラスのヴァルポリチェッラの生産者と同レベルの品質で、価格は常に2~3割安いと言うことです。他のイタリアの生産者にありがちな、毎年の蔵出し価格の値上げも全くしないジャン マリアのおおらかな性格は、大変好感が持てます。1997年にヴィニタリィのヴァルポリチェッラ生産者組合のブースへ行き、20種類以上のいろいろな生産者のワインを試しましたが、良いと思ったワインのほとんどが、法外とも言える高い価格でした。私どもは、ほぼあきらめかけた気持ちで、ヴィニタリィに出展していない、このルイジ リゲッティ家を訪問いたしました。その結果は…、これらのワインを私どもがご紹介させていただくことでお分かりいただけるでしょう。
Information | |
18軒の契約農家から最良の葡萄を買っています。D.O.C.ヴァルポリチェッラの法定収穫量は120hl/haですが、80hl/haに制限しています。さらに陰干しするため、実際ワインになる量は30~35ha/hlでしかありません。2月までアパッシメント(陰干し)した葡萄を使用しています。気温が低く偶発的には発酵が始まらないため、まず少量を人工酵母で1ヶ月程発酵させます。発酵が始まり、温度が上がったところで、より多くの果汁にブレンドして、また1ヶ月程発酵させます。さらに多くの果汁にブレンドし、発酵させて、発酵は3回目で終わります。その後5,000Lのフレンチオークの2年樽で15ヶ月熟成させています。葡萄の糖分が多いためアルコール度は高く、パワフルなワインになっています。残糖も5gほど残ります。やや濃いガーネット色、アマローネ独特の個性的な強く甘い香り、強いだけではなく果実味とタンニンとボリュームのあるアルコールが見事に調和しており、すばらしいワインとなっています。「アマローネを飲む時にはパルミジャーノがベスト。」とジャン マリアは話していました。 | |
生産地 | イタリア ヴェネト |
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商品名 | アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ クラッシコ |
作り手 | ルイジ リゲッティ |
格付・認証 | アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ クラッシコ D.O.C.G. |
生産年 | 2017年 |
色 | 赤ワイン |
内容量 | 750ml |
本数 | 1本 |
味わい | フルボディ |
ブドウ品種 | コルヴィーナ ヴェロネーゼ、ロンディネッラ、モリナーラ |
ガイドブック | -- |
飲み頃 | 今~ |
飲み頃温度 | 16℃~18℃ |
推奨保存環境 | 温度=10℃~16℃、湿度=70%~75% |
備考 | においが強いものと一緒にせず、振動は避けるように保管して下さい。 |