ドメーヌ・ロジエ Domaine Rosier
シャンパーニュ出身の生産者が造るオーガニックスパークリング
造るワインは、ブランケット ド リムーとクレマン ド リムーです。葡萄が大量に必要となるため、使用する葡萄の80%は20人の農家からの買い取りで、彼らとは20年来の付き合いです。
醸造には、冷水が循環するシステムのタンクを使用しています。18度で発酵をコントロールしています。葡萄は、品種ごとにタンクで10日間発酵させています。イノックスのタンクには、絞ったジュースを一日入れて、澱を沈殿させます。この時、14度まで温度を下げます。発酵後のジュースは、外の保管庫に入れます。ここは、温度コントロールのシステムはありません。なぜなら、タンクに入れる時期には、すでに寒いので、その必要がないからです。熟成が終わったら、ジロパレット(自動動瓶機)に入れて、一週間機械で回します。2~3日で澱を集められますが、念のため一週間置いています。
他の生産者との違いは、オーガニックで造っていることです。自然なナチュラルテイスト、バニラや木の味ではなく、ピュアな葡萄の味わいを目指しています。自然な味わいこそ、自分たちの味と考えています。平均的な味わいにする為に、
1.毎年同じ作業をすること。
2.試飲して同じように造ること。
3.酸をコントロールして、同じ程度に抑えています。
また、1980年頃から同じエノログと作業していて、毎週分析しています。
歴史
1982年 シャンパーニュからオードのヴィルロングへ移住。古い葡萄をシャルドネ、シュナン、モーザック等に植え替える。
1983年 初めてのキュヴェを600本生産。
1984年 ブラッケット ド リムーを6,000本生産。
1985年 ヴィルロングが手狭となったため、リムーへ移転。
現在、650,000本のブランケット ド リムーとクレマン ド リムーを生産。
オーナー
ミシェル ロジェ
シャンパーニュ出身
葡萄園
31ha モーザック 20ha、シャルドネ 6ha、シュナン ブラン4ha、ピノ ノワール1ha 平均樹齢20年
葡萄畑は標高250mのなだらかな斜面の丘に位置しています。土壌は、粘土と石灰質です。気候は大陸性気候の影響を受けています。
栽培
オーガニック自社畑は無農薬、有機肥料。買取り葡萄は、資料を確認して、無農薬のものを購入。
過剰な施肥、トラクターによる土壌硬化、除草剤の常用を避け、土を深く耕し、土壌の自然なバランスを保ち、病気への耐性を高めるようにしています。
ワイン造りの物語
シャンパーニュで機械工をしていたミシェルと、エアバス社で働いていたニコラのメカニックコンビで、醸造に必要な全ての機械を作ってしまいます。
Information | |
---|---|
2012年に初めて発売されたワインです。息子のニコラが手掛けたブランケット ド リムー。「エリタージュ」には、遺産、相続、継承物の意味があります。ニコラが、ロジェ家の伝統を引き継ぎながらも、自分らしさもある新しいワインを造ろうという思いが込められています。通常のブランケット(FA-769)との違いは、熟成期間が1年で、澱と共に寝かせていることです。わずか3ヶ月の差ですが、ワインはボトルの中でも様々な変化をするので、味わいに違いが出てきます。より複雑味があります。生産量は25,000本。淡い麦わら色。花やレモン、メロンの香り。生き生きとしてクリーミー、バランスの取れた舌触りと味わいを感じさせます。 | |
生産地 | フランス ラングドック・ルーション地方 |
商品名 | ブランケット ド リムー エリタージュ ブリュット |
作り手 | ドメーヌ ロジエ |
格付・認証 | A.O.C. ブランケット ド リムー |
生産年 | 2017年 |
色 | スパークリング・白 |
内容量 | 750ml |
本数 | 1本 |
味わい | 辛口 |
ブドウ品種 | モーザック 90%、シャルドネ 10% |
ガイドブック | -- |
飲み頃 | 今 |
飲み頃温度 | 4℃~8℃ |
推奨保存環境 | 温度=10℃~16℃、湿度=70%~75% |
備考 | においが強いものと一緒にせず、振動は避けるように保管して下さい。 |