合計800ヘクタールに及ぶ畑のぶどうを“よりどりみどり“して作られるラ・ヴィス・グループが世界に誇るDOCトレントの銘醸
「トレンティーノの優良なある個人アジエンダのマダムが「トレンティーノは醸造組合がほとんどで、品質に無頓着な栽培農家が結構あるのよ」と嘆いていたことがあったけれど、ラ・ヴィスなら土地の誇りと思うに違いない」(出石万希子著「イタリア・ワイン・ブック」(新潮社刊))。
歴史的に量産型の巨大な協同組合が多く、ほとんどのぶどう栽培農家がどこかの協同組合に所属しているというトレンティーノにあって、超一流の独立系ワイナリーにも比肩する別格の存在とされるのが、トレント市の北、ラヴィス村に1948年に設立された「ラ・ヴィス共同組合」です。
ご紹介する「チェザリーニ・スフォルツァ」は、1974年にランベルト・チェザリーニ・スフォルツァ伯爵らが設立したワイナリーで、この地におけるシャンパーニュ方式のパイオニアの1社として名声を獲得してきましたが、2000年にラ・ヴィスのグループ・ワイナリーとなりました。これによってラ・ヴィスの合計800ヘクタールに及ぶ畑のぶどうを“よりどりみどり”で使用できるようになり、丘陵地帯ゆえのマイクロ・クライメットから生まれる多様な美質を持ったぶどうをブレンドすることで、ワインはより複雑で深い味わいとなり、余韻もさらに長くなりました。ここに、ラ・ヴィス・グループが世界に誇るDOCトレントの銘醸、「トリデントゥム」が誕生しました。
醸造は、ラ・ヴィスの高名な女性醸造家、ジョルジャ・ブルニャーラがこのブランド専任で行っています。
ライバルは、シャンパーニュ。州都トレントのシンボルである鷲をラベルにあしらった、威風堂々たる傑作です。
Information | |
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DOCトレント。ピノ・ネーロ100%。標高400~500mの丘陵畑より。氷堆石土壌。48~56ヶ月間のビン熟成。ドザージュは6~9g/l。減農薬栽培を実践。収獲はすべて手摘み。ステンレスタンクで醸造。 | |
生産地 | イタリア トレンティーノ=アルト・アディジェ州 |
商品名 | トリデントゥム ブリュット ロゼ ミレジマート |
作り手 | チェザリーニ・スフォルツァ |
格付・認証 | D.O.C. トレント |
生産年 | 2008年 |
色 | スパークリング・ロゼ |
内容量 | 750ml |
本数 | 1本 |
味わい | 辛口 |
ブドウ品種 | ピノ・ネーロ 100% |
ガイドブック | -- |
飲み頃 | 今~ |
飲み頃温度 | 4℃~8℃ |
推奨保存環境 | 温度=10℃~16℃、湿度=70%~75% |
備考 | においが強いものと一緒にせず、振動は避けるように保管して下さい。 |