ドメーヌ・フランツ・ソーモン
Domaine Frantz Saumon
2002年から始めた醸造家、2009年からはネゴシアンの会社も設立
ロワール地方トゥールから東側にロワール河とシェール河の間に広がる‘モンルイ’というアぺラシオンは1938年に認定され、シュナンブランで辛口から甘口までの白ワインを生産しております。日本ではあまり見かけないAOCですが、M.Jacky BLOTの出現から始まり、今は亡きStephane Cossaisをはじめ色んな生産者がこのAOCの認知度を高めてきました。そのモンルイの我々のセレクション‘フランツ・ソーモン’、2002年から始めた醸造家で、今ではDomaineだけの生産量では足りなく2009年からはネゴシアンの会社Un Saumon dans la Loire(アン・ソーモン・ダン・ラ・ロワール)を設立し、意欲的に活躍しております。
ステファン・コセの再来と言われる男のストイックすぎる手仕事
無農薬の農法に興味が有り、やはりシュナンブランに挑戦したいと同じAOCを結果的に選びました。畑で無農薬の仕事はきりがありません。彼の畑は4haですが、オーナーが無農薬とは全く反対の農法を行っていたので、1年目は仕事がエンドレスな状態です。予算の関係もあり、最初から畑は購入できません。1haを購入し、残り3haは借りました。この3haも将来的に購入予定です。4haをたった1人で化学肥料から無農薬へ切り替える作業が大変なのがご想像頂けますでしょうか?本当に朝から晩まで畑とにらめっこです。このように沢山のエネルギーを頂いた畑から取れた葡萄は格別です。彼の畑は毎年毎年質の向上、間違い無しです。
久しぶりに彼のモンルイを飲んだら、2002年当時のワインより、グッとグッと洗礼された素晴らしいワインになっております。私の中ではいつまでも若きフランツが印象的ですが、今ではもう大御所の仲間入り、Gregory Leclear氏もフランツの所で見習いとして働いてたことがあり、そういう若手醸造家を育てどんどん指導する立場に回っているのです。丁度脂の乗っている充分な経験を積んだ中堅醸造家。やはりこういうワインは是非リストに載せて頂きたいラインです。(新井順子)
Information | |
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粘土石灰で育つ樹齢35年のソーヴィニョンブランをステンレスタンクで発酵、5 ヶ月熟成し瓶詰めしました。ライトイエローの外観からユーカリやミント、シトラス系のアロマが拡がります。爽やかなアタックにほんの少しの粘性を感じ、マンゴーの南国系の瑞々しいエキスに程よいミネラルと緩やかな酸が特徴で、華やかなアフターへとはんなり抜ける明るく穏やかなハイコスパの白ワインです。 | |
生産地 | フランス ロワール地方 |
商品名 | ソーヴィニヨン |
作り手 | ドメーヌ・フランツ・ソーモン |
格付・認証 | VdF ヴァン・ド・フランス ビオロジック/エコセール |
生産年 | 2019年 |
色 | 白 |
内容量 | 750ml |
本数 | 1本 |
味わい | 辛口 |
ブドウ品種 | ソーヴィニヨンブラン100%(手摘み/平均35年) |
ガイドブック | -- |
飲み頃 | 今 |
飲み頃温度 | 10℃~14℃ |
推奨保存環境 | 温度=10℃~16℃、湿度=70%~75% |
備考 | においが強いものと一緒にせず、振動は避けるように保管して下さい。 |