Information | |
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洋ナシの果実のアロマ。蜜柑のような白い花のフレーバーに、少し蜂蜜のようなニュアンス。白桃のような果実のふくらみがあり、適度な厚み。ニュートラルな味わいは料理の幅が広い。 | |
生産地 | イタリア カンパーニア州 |
商品名 | グレコ・ディ・トゥーフォ |
作り手 | マストロベラルディーノ |
格付・認証 | グレコ・ディ・トゥーフォ D.O.C.G. |
生産年 | 2013年 |
色・タイプ | 白ワイン |
内容量 | 750ml |
本数 | 1本 |
味わい | 辛口 |
ブドウ品種 | グレコ 100% |
ガイドブック | --点 |
飲み頃 | 今~ |
飲み頃温度 | 10℃~14℃ |
推奨保存環境 | 温度=8℃~12℃、湿度=70%~75% |
備考 | においが強いものと一緒にせず、振動は避けるように保管して下さい。 |
マストロベラルディーノ
Mastroberardino spa
カンパーニアワインに全てを捧げ、守りぬいた功労の騎士!
最高の敬意をもって『イタリアワイン界の誇り』と讃えられる地ブドウの救世主。
「マストロ=名工」の名を冠する南イタリア最高の造り手
1878年に創業した「マストロベラルディーノ」。ワイン造りの歴史そのものはなんと1750年頃から脈絡と続いているというまさに名門。元々は「ベラルディーノ」という名でしたが、2代目当主であるピエトロ氏が「マストロ=名匠」という称号を得たため、「マストロベラルディーノ」というワイナリー名になりました。「この蔵の存在なくして、現在のカンパーニアはなかった」と最高の敬意を持って語られる造り手です。
第二次大戦後から近年にかけて押し寄せた国際ブドウ品種の波。カンパーニアの他の生産者が伝統的な地場品種を次々と国際品種に植え替えていく中、カンパーニアの伝統的なワイン造りの歴史、何物にも代えがたいその素晴らしさを守るために一人尽力した9代目当主のアントニオ・マストロベラルディーノ氏。
歴史と伝統に育まれたワイン文化を重んじながらも最新の設備を取り揃え、今やイタリアだけはなく、世界的にトップの評価を受けるまでになっています。その格式の高さと信頼性からも、イタリア政府機関より、ポンペイの遺跡から発掘されたブドウ畑よりワインを造るプロジェクトを唯一託されるなど、南部のみならず、イタリアを代表する造り手として認められています。
地ブドウへの一貫したこだわり。
料理の魅力を最大限に活かす味わい
カンパーニア州原産ブドウへの拘り
カンパーニアの偉大な地ブドウ品種を使った「グレコ・ディ・トゥーフォ」「フィアーノ・ディ・アヴェッリーノ」「タウラージ」といったイタリアの最高格付・D.O.C.G.ワイン。これらが現在カンパーニア州の素晴らしい地ワインとして評価されているのは、マストロベラルディーノが一貫して地ブドウにこだわってきた歴史的な背景があります。各地域で“地ブドウ品種”の魅力が見直されている現在。この地の伝統的な味わいを伝えてくれるマストロベラルディーノの存在感はより大きなものとなっています。
ワインは食事と共にあるもの。そして、さらなる食事の楽しみを与えてくれるもの。
マストロベラルディーノのワインは、バランスのとれたエレガントなスタイル。料理の旨みを引き立てるミネラルと洗練された酸味が備わっています。まさに、料理との相性がよく、料理を引き立てる要素がその味わいの中にたくさん存在します。カンパーニア州の食文化は、山海の幸をふんだんに使い、とてもバラエティー豊か。また、素材の味を活かす調理法など、日本と共通する部分が多いと言われています。大いに食を楽しむ人々を楽しませるべく繁栄を遂げたワインは、日本食との相性も素晴らしく、新たな醍醐味を教えてくれます。
イタリアを代表する1本に選ばれた
「不死のワイン」タウラージ
地ブドウであるアリアニコで造られるD.O.C.G.赤ワインで、南イタリア産赤ワインの最高級品といわれるタウラージ。マストロベラルディーノの代表作である「タウラージ ラディーチ」は数え切れないほどの偉業を達成してきています。その中でも2010年4月にワインエンスージアスト誌によって発表された「イタリアを代表する10本のワイン」のひとつに選出されたことは記憶に新しい快挙。名だたるワインと共に、「タウラージ ラディーチ リゼルヴァ 1999年産」が見事に選出されています。 また、「タウラージ」は熟成によって素晴らしい変化を遂げるワインとしても有名。綺麗な熟成によって上品かつ奥深い気品に満ちたワインに生まれ変わります。マストロベラルディーノのタウラージは別名「不死のワイン」と呼ばれるほど長期間の熟成に対するポテンシャルが高いワイン。そんなタウラージの飲み頃がお手ごろな価格で楽しめることも、マストロベラルディーノの大きな魅力のひとつです。
荘厳な歴史を歩んできたマストロベラルディーノ
【ワイナリー年表】
- 紀元前750年頃
- ギリシア人がイタリア・カンパーニア州にアリアニコ、フィアーノ、グレコ、ファランギーナ、ピエディロッソ、コーダ・ディ・ヴォルペを含む古代品種を持ち込み、ブドウ栽培を紹介する。
- 79年
- ヴェスーヴィオ火山、噴火
- 1650年
- 初代:ロレンツォ・ベラルディーノ誕生
- 1695年
- 2代目:ピエトロ・ディ・マストロ・ベラルディーノ誕生。
ピエトロが「マストロ(マスター、名工)」の称号を得た際、「マストロ・ベラルディーノ」という名前を採用。(この時「マストロ・ベラルディーノ」と2つに分かれていた) - 1700年頃
- ワインを含む、地域の重要な農産物、貿易産物で既に高名になっていたワインメーカー、ピエロ・マストロベラルディーノが、「マストロベラルディーノ会社」を設立
- 1775年
- 5代目:ヴィート・マストロベラルディーノ誕生
- 1803年
- 6代目:ミケーレ・マストロベラルディーノ誕生
- 1850年
- 7代目:アンジェロ・マストロベラルディーノ誕生
- 1878年
- 地元の商工会議所と共に、「カヴァリエ(騎士)」アンジェロ・マストロベラルディーノにより、正式にマストロベラルディーノが登記される
- 1886年
- 8代目:ミケーレ・マストロベラルディーノ誕生
- 1928年
- 9代目:アントニオ・マストロベラルディーノ誕生
- 1950年代後半
- 第二次世界大戦とフィロキセラ被害で、1950年代後半にはフィアーノ・ディ・アヴェッリーノ種とグレコ・ディ・トゥーフォ種は、事実上絶滅したと考えられた。
- 1960年頃より
- カンパーニア、イルピニアの畑に対する、2世紀以上もの投資をしてきたが、さらに優れたブドウ畑をイルピニア地域において改革していく為の40年プロジェクトが始動。この地域におけるブドウ栽培の最大限の可能性を評価できるよう計画され、現在も継続している。このプロジェクトは、結果としてマストロベラルディーノの現在のトップクリュとなった。
- 1966年
- 10代目:ピエロ・マストロベラルディーノ、アトリパルダで誕生
- 1980年
- 地震で貴重なセラーがダメージを受けたことで、ワイナリーやその施設の改善を余儀なく迫られ、結果、ルネッサンス(再生)へとつながる
- 1986年
- イルピニア地区で続く地震のなか、マストロベラルディーノの地元への愛情はさらに強まり、「カヴァリエ」アントニオ・マストロベラルディーノがタウラージに新たに「ラディーチ(根源、根っこ)」と名づけた。地震で不安が募る中、それでもこの地を離れず、ワインを造り続けること誓いを立てた。
- 1990年
- ピエロ・マストロベラルディーノがワイナリーに入社
- 1992年
- タウラージがDOCGへ昇格
- 1996年
- イタリア大統領政府によって支援されたポンペイ遺跡の考古学局が、ポンペイ遺跡でのブドウ栽培再現を目的とした「ヴィッラ・デイ・ミステリ プロジェクト」の先導者としてマストロベラルディーノを任命。
- 1998年
- ピエロ・マストロベラルディーノがフォッジャ(プーリア州)の州立大学において、経済・経営管理の教授として任命される。
- 1990年代後半
- ワイン製造過程の管理を目的とした試作品を創造する為の神経回路網研究プロジェクトを着手する。このプロジェクトの大きな成果は、「artificial nose (人口鼻)」という、ワインに含まれている様々なアロマを検知・分類が可能なシステムをマストロベラルディーノによって発表できたことである。ボルドー大学のデュブルデュー教授と共同開発。
- 2000年
- 継続中のプロジェクトで、他クローン性の栽培、区画性についてフォーカスし始める
- 2002年
- 継続中のプロジェクトで、他クローン性の栽培、区画性についてフォーカスし始める
- 2003年
- フィアーノ・ディ・アヴェッリーノがDOCGへ昇格、 グレコ・ディ・トゥーフォがDOCGへ昇格
イタリアのオークションだけで、ヴィッラ・デイ・ミステリの初の2001年が販売される
ピエロ・マストロベラルディーノがマストロベラルディーノの社長に就任 - 2005年
- ヴィッラ・デイ・ミステリの2002年がアメリカ市場で販売される
イルピニアがDOCへ昇格