プレンディーナ La Prendina
カヴァルキーナとプレンディーナ
ヴェネト州のクストーツァの地でワイン造りをするジュリエット ピオーナと父親が美しい葡萄園を見つけ、1958年に購入しました。カヴァルキーナの畑と、プレンディーナの畑は互いに近く、15kmほどの距離しかありません。どちらの土壌もガルダ湖によって形成されており、気象条件もよく似ています。2つの畑の間には川が流れており、その川によってヴェネト州とロンバルディア州に分かれています。その川は州の境界となるだけではなく、葡萄栽培の文化の違いも表しています。カヴァルキーナでは、土着品種であるガルガネーガやコルヴィーナ、ロンディネッラなどの葡萄を栽培していますが、プレンディーナでは国際品種であるメルロやカベルネ ソーヴィニヨンを栽培しています。
イタリアで最も有名なシェフ、グアルティエーロ マルケージによって発見
プレンディーナのワインは、イタリアで最も有名なシェフ、グアルティエーロ マルケージによって発見されました。彼は、イタリア料理界を一変させた、偉大な人物です。彼は、以前よりカヴァルキーナのクストーツァを気に入り、扱っていました。あるとき、マルケージが、プレンディーナで造っていたメルロとカベルネ ソーヴィニヨンのブレンドによるワインを試す機会がありました。彼はそのワインをとても美味しいと言って、タンク1本分丸ごと欲しいと言ったのです。そこで、マルケージのオリジナルラベルで5,000本瓶詰めし、レストランのハウスワインとして扱われることになりました。最初のヴィンテージは'81年のものでした。'90年には全てのワインがプレンディーナの名で売られるようになりました。ボルドー品種(特にメルロ)を中心とした新しいスタイルのワイン造りで成功を収めています。
葡萄1本ごとに葉を見て、1本ごとに手を施す
70haの土地を所有し、50haに葡萄が植えられています。プレンディーナはガルダ湖の南5kmにあります。ガルダ湖は、昼夜の温度差、最適な風通しをもたらし、丘の斜面は赤ワイン用の葡萄に欠かせない太陽の光をもたらします。土壌は混じり合っていて、粘土が主で、他は石灰岩ですが、phは高くなっています。畑は最近になって、D.O.C.に認定されました。オーガニックではありませんが、葡萄1本ごとに葉を見て、1本ごとに手を施しています。「ガンベロ ロッソ ヴィーニ ディタリア2010」で『エノロゴ オブ ザ イヤー』に選ばれたロベルト フェッラリーニと色々な実験をしています。葡萄を凍らせるというのも、彼の発案です。このエリアで凍らせているところは他にありません。
一見顔のように見えるラベルの絵は、かつて船乗りだったピオーナの経歴にちなんでおり、海を渡る自分の船とそれに併走して泳ぐ鯨を描いたものです。
Information | |
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水の美しいガルダ湖とマントヴァの中間に認められているD.O.C.ガルダ。シルヴォ仕立てという昔ながらのやり方で高めに仕立てています。9月初めに収穫された葡萄は、プレスした後18度で約2週間発酵させます。フレッシュさを保つため、マロラクティック発酵はしません。明るく美しい緑がかったレモンイエロー、柑橘系の果物のような、さわやかな酸味のあるフレッシュで新鮮な調和の良い辛口白ワイン。クリーンでスムーズ、フルーティな味わいが特徴です。’14年は、ヴィンテージの影響から、しっかりとした酸が特徴です。 | |
生産地 | イタリア ロンバルディア州 |
商品名 | ガルダ ピノ・ビアンコ |
作り手 | ラ プレンディーナ |
格付・認証 | ガルダ D.O.C. |
生産年 | 2018年 |
色・タイプ | 白ワイン |
内容量 | 750ml |
本数 | 1本 |
味わい | 辛口 |
ブドウ品種 | ピノ ビアンコ 100% |
ガイドブック | -- |
飲み頃 | 今~ |
飲み頃温度 | 10℃~14℃ |
推奨保存環境 | 温度=8℃~12℃、湿度=70%~75% |
備考 | においが強いものと一緒にせず、振動は避けるように保管して下さい。 |