ヴェレノージは、イタリアのマルケ州最南端のアスコッリ ピチェーノでワイン造りを行う、注目を集める生産者です。父の自家用のワイン造りを小さい頃から手伝っていたエルコレが、抑えきれない情熱と共に始めました。東はアドリア海、西はアペニン山脈に挟まれた地理的条件が、葡萄栽培に理想的な環境をもたらしています。所有する畑は全てが斜面に位置しています。日中は日当たりがよく葡萄を湿気から守り、冷たい海風が吹き抜け、雨が降っても葡萄を乾かします。日夜の寒暖差が激しく、ワインに豊かな香りと酸をもたらします。
品種は、赤はサンジョヴェーゼとモンテプルチャーノのブレンドが特徴です。白は、ペコリーノ、パッセリーナの地葡萄品種です。収穫量を抑え、品質を高く保っています。
ワイン造りの哲学は、スタンダードから上のクラスまで、すべてにおいて高品質であること。すべてのワインについて、同じ姿勢で向き合い、同じ労力をかけています。それはエントリーレベルのワインは、幅広い人々の元に届き、ヴェレノージのワインを知るきっかけとなる、名刺代わりのようなものだと考えるからです。またワインの個性に沿ったワイン造りを心がけています。自分が造りたいスタイルに合わせるのではなく、ワインが語りかける声に耳を傾け、個々のワインの性質に合わせて樽を選んだりしています。土着品種にこだわるのは、自分の故郷を愛しているし、その葡萄を愛しているからです。また、人々に分かりやすい、品種の個性が際立つことも理由となっています。
輸出比率は70%です。成功したのは、素晴らしいスタッフがいるからで、まるで大家族のようで、しっかりと組織だっているからだと考えています。スタッフの一人一人が、各々の役割を持ち、プロフェッショナルとして仕事をこなしています。2002年6月から、トスカーナ出身のトップエノロゴ、アッティリオ パーリをコンサルタントに迎えました。ロバート パーカー Jr.は「ワイン アドヴォケイト、152」で、アッティリオ パーリの参加について『重要な動き』として言及し、『マルケ南部のリーダー的生産者となりつつあることを確信している。』と書いています。ヴェレノージのワインはすでに国内外で高く評価され、ほとんどのイタリアワインが集う展示会ヴィニタリィの品評会や、その他国内外の品評会でも毎年のように受賞しています。
Information | |
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葡萄畑は、昔からの古い区画にあります。標高100mに位置し、砂利質と粘土質土壌です。葡萄は垣根仕立(コルドン)で栽培されます。収穫は気温の低い早朝、もしくは夕方に行ないます。房が痛まないよう小さなケースを使って手摘みで収穫した葡萄は、セラーに運ばれるまで低温管理されています。アロマをキープするためアルコール発酵前に12~20時間コールドマセラシオンさせます。やわらかくプレスした果汁をタンクで5度に冷やして清澄後、温度コントロールしながらステンレスタンクで発酵させます。瓶詰まで、温度管理の下ステンレスタンクで熟成させます。明るい緑を帯びた黄色、青リンゴや蜂蜜、スパイスを思わせるフルーティなアロマ、ほどよいボリュームがあり、バランスがとれています。余韻にかすかな苦味が感じられます。カステッリ ディ イエージの畑は海に近いため、シャルドネやパッセリーナと比べてミネラル感や塩味を感じられます。 | |
生産地 | イタリア マルケ州 |
商品名 | ヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イエージ・クラッシコ |
作り手 | ヴェレノージ |
格付・認証 | ヴェルディッキオ・デイ・カステッリ D.O.C. |
生産年 | 2014年 |
色・タイプ | 白ワイン |
内容量 | 750ml |
本数 | 1本 |
味わい | 辛口 |
ブドウ品種 | ヴェルディッキオ 100% |
ガイドブック | --点 |
飲み頃 | 今~ |
飲み頃温度 | 10℃~14℃ |
推奨保存環境 | 温度=8℃~12℃、湿度=70%~75% |
備考 | においが強いものと一緒にせず、振動は避けるように保管して下さい。 |